感情をコントロールする方法 ── 気づき続ける

投稿日:2013年10月1日 | 最終更新日: 2020年10月8日

2013年9月、私の通っているヨーガ教室(シャンティ・パット)では、インドのヨーガ大学BSY(ビハール・スクール・オブ・ヨーガ)から、スワミ・サッチャダルマ・サラスワティ(Swami Satyadharma Saraswati)師を招聘して、セミナーを開催しました。

サッチャダルマさんは、BSYの公認親善大使で、シャンティ・パットの主宰者、紙やまさみさんの師匠筋にあたる方です。アメリカ人女性。現在はオーストラリアに住んでいます。

(2019年、スワミは向こうの世界に旅立ちました)

日本には2006年以降何度が来日されています。
今回は1年半ぶりの来日で、タントラ奥義の一つ「クリヤ・ヨーガ」の2回目の伝授と、もう一つ「感情をコントロールする方法」というテーマでセミナーが開催されました。
「感情をコントロールする方法」のエッセンスは、実にシンプルなものでした。

「心は(思考や知性ではなく)感情の中心に在る」
「心を開けば、本当の自分(True Self)とつながる」
「心を開いて、自分の感情に気づいていく」

──なるほど。それで?

「気づき続ける」

──なるほど。それで?

「気づき続けるだけ」

観察し「気づき続ける」・・・ただ、それだけ。
気づき続けることによって、感情をコントロールできるようになる。

実に、シンプルです。
しかし──難しい。

私たちは、感情に翻弄されがちです。
怒ったり、悲しんだり、拗ねたり、驕ったり、妬んだり・・・そんな感情の渦の中で、気づき続けていく。

サッチャダルマさんの誘導瞑想がありました。
これは、「オープン・モニタリング」系のマインドフルネス瞑想そのものでした。
流れは、以下のような感じでした。

目を閉じて、呼吸に意識を向けていきます。・・・
体に意識を向けます。・・・
次に、意識を体から外に向けます。風が吹いています。鳥のさえずりが聞こえます。林があり、森があり、草花があります。香りを感じます。風を肌で感じます。・・・
次に、体に意識を戻します。あなたの意識は体の中にあります。・・・
心の中にあるものを感じます。気づいていきます。気づき、感謝し、手放します。・・・
もう一度、意識を体に戻します。今座っているこの場所を感じます。

関連記事