【ヘミシンクとヨーガ・コース Part 1-3】〜ヘミシンクとヨーガで心と体の健康を

投稿日:2021年7月15日 | 最終更新日: 2022年4月14日

ヘミシンクとヨーガ ── 最高のコンビネーションを体験しましょう。

ヨーガは古代インドより伝わる心と体の健康法。
ヘミシンクのテクノロジーを応用し融合すれば、さらにパワフルになります。

このコースでは、ヨーガの呼吸法&エネルギー・ワークである「プラーナヤーマ」を実践し、ヨーガの瞑想法、キールタン、マントラ、ヨーガ・ニドラなどの、「ヘミシンクによるヨーガ・プラクティス」を体験していただきます。
※アーサナ(体操のようなポーズ)は行いませんので、普段のカジュアルな服装で構いません。

Part 1:免疫力の向上|内面への知覚
Part 2:自律神経の調整|潜在意識の解放
Part 3: ストレスの低減|エネルギーの活性化

開催日/会場ご確認ください
スケジュール10:00〜18:00(9:30 受付開始)
受講資格誰でも参加できますが、Part 1から順番に受講していただくことをお勧めしています。
トレーナー芝根秀和
お申し込み詳細・お申し込みは〈こちら〉

※このコースは、ヘミシンク初心者の方でも、安心してご参加いただけます。
※初めて参加される方のために、ヘミシンクの基礎知識についての説明も行います。
※どのPartから受講されても構いませんが、Part 1から順番に受講していただくのが望ましいです。

ヘミシンクを使って、ヨーガの効果を最大限に引き出します。

ヨーガとは、「むすぶ」「つなぐ」という意味のサンスクリット語「YUJ(ユジュ)」に由来し、「統一する」「調和させる」などの意味を表しています。
スピリチュアル的には、個人意識と宇宙意識の一体化(梵我一如)を目指します。実用的なレベルでは、肉体、精神体、感情体のバランスをとり、心身の健康をもたらします。さらに、直感力や集中力を高めてくれます。
そのために、ヨーガでは「アーサナ」「プラーナヤーマ」「瞑想」「キールタン」などのプラクティスを実践します。
それらは、インドにおいて数千年にわたって培われてきた心と体の科学であり、実践テクニックの体系です。

一方、ヘミシンクは、人間意識を安全かつ効率的に変性意識状態に誘導するための音響技術。
それはさまざまな分野に応用可能なツールです。
このコースでは、いくつかのヨーガ・プラクティスにヘミシンクを応用し融合することで、2つの効果をさらに高めていくことを目指しています。

生命エネルギーのコントロール

「プラーナヤーマ」とは、プラーナ(生命エネルギー)とヤーマ(制御・拡張)の造語です。
呼吸の機能は、酸素の供給だけではありません。呼吸を利用すれば、プラーナの流れに影響を与え、コントロールすることができます。
プラーナヤーマは、誰でも、いつでも簡単に実践できる健康法であり、深い瞑想に入っていくための大切な準備のプロセスでもあります。
さらに、より高次のエネルギーや意識に到達するための方法でもあります。

このコースでは、ヨーガの基本的な呼吸法をお伝えしたあと、数あるプラーナヤーマのテクニックの中から、比較的簡単ですぐに役立つものを選んで、ステップを踏んでお伝えしていきます。

バイブレーションによる解放

ヨーガでは、宇宙に遍在するプラーナは波動(バイブレーション)を持ち、すべての波動には「音」があるとされています。
「マントラ」は、宇宙の波動を感知することのできたヨーガの聖者が、その波動を音(言葉)として表したものと言われています。サンスクリット語の「マントラ」は、中国で漢訳され、日本でも「真言(真実の言葉)」と呼ばれています。
ヨーガには、数多くのマントラを使った「祈り」や「瞑想」の方法があります。祈りや瞑想でマントラを使うことによって、意識はより精妙になり、囚われていた感情や心が解放されるとともに、そのバイブレーションは神経系や細胞レベルまで働きかけていきます。

このコースでは、最上位のマントラとされる「オーム」をはじめ、いくつかの代表的なマントラや、唄う瞑想・インド版賛美歌と言われる「キールタン」を、ヘミシンクとのコンビネーションで体験していただきます。さらに、Part 3では呼吸の音「SO-HAM」を唱えるマントラ瞑想を体験します。

覚醒意識への安全な道

「アンタール・マウナ(内なる静寂)」は、仏教のヴィパッサナー瞑想や、今流行のマインドフルネス瞑想の原型になっているヨーガの重要な瞑想法の一つです。
サンカーラ=Sankhara(過去からの精神的影響や潜在意識に蓄積された心の習慣)を根こそぎは取り払い、穏やかな心になる。その直接的な方法がアンタール・マウナです。
このコースでは、ヘミシンクの手助けを得ながら、効果的・効率的なアンタール・マウナを体験します。アンタール・マウナの実践は、ヘミシンクの体験を深めるためにも大いに役立ってくれます。

アンタール・マウナは手順の大切な瞑想法であり、正しい手順を踏んで各段階を終了していけば、自動的に正しい道を歩んでいくことができるとされています。
ステージ1から6までの段階があり、このコースではPart 1で〈ステージ1〉を、Part 2で〈ステージ2〉を体験していただきます。

Part 1:免疫力の向上|内面への知覚

腹式呼吸は、リラックス呼吸法と言われ、リンパの流れや血液循環の改善、内臓マッサージなどの効果があります。また、副交感神経を優位にします。
胸式呼吸は、リフレッシュ呼吸法と言われ、交感神経を優位にし、心身を活動的にします。肺のさらに上部に呼吸を移すと鎖骨呼吸になります。
ヨーガの完全呼吸法とは、腹式・胸式・鎖骨式呼吸を連動して行います。呼吸筋をフル活動させ、肺を最大限に使います。酸素の供給量が増大し、それによって各細胞が活性化し、免疫力が向上します。

「アンタール・マウナ(内なる静寂)」ステージ〈1〉は、知覚に受ける外部からの影響を減らし、外の世界に対する感覚を切り離していきます。そうすることで、意識は「自動的」に内側に向くようになります。

Part 1では:
●ヨーガの完全呼吸法(フルヨギック・ブリージング)を学び、実践します。
●マントラ「オーム」を使ったレゾナント・チューニングを体験します。
●ヘミシンクによる「ヨーガ・ニドラ(Short version)」を体験します。
●ヘミシンクによる「キールタン(Radha Govinda)」を体験します。
●ダライ・ラマの「マハムリトゥンジャヤ・マントラ」をご紹介します。
●ヨーガの瞑想法「アンタール・マウナ(内なる静寂)」の「ステージ〈1〉感覚(知覚)を意識する」を学び、実践します。

Part 2:自律神経の調整|潜在意識の解放

24時間働き続ける「自律神経」には、活動時に優位になる「交感神経」と、安静時に優位になる「副交感神経」があり、2つのバランスが取れていることが健康の条件になります。
不規則な生活やストレスが重なると自律神経のバランスが崩れ、心身にさまざまな不調が現われます。
いくつかの予防法や対処法はありますが、ヨーガにも大変優れたテクニックがあります。
その一つが、「ナディショダナ」というプラーナヤーマです。
プラーナヤーマは、呼吸を利用してプラーナ(生命エネルギー)の流れに影響を与え、コントロールするテクニック。ナディショダナは、自律神経のバランスを取るために有効なプラーナヤーマです。

「アンタール・マウナ(内なる静寂)」ステージ〈2〉は、潜在意識から自然にわき起こってくる、蓄積された心の習慣(サンカーラ)に気づき観察し続けていきます。そうすることで、自ずと心は穏やかになり、緊張は和らいで行きます。

Part 1では:
●ヨーガの完全呼吸法(フルヨギック・ブリージング)を復習します。
●「ナディショダナ」プラーナヤーマを学び、実践します。
●マントラ「オーム」を使ったレゾナント・チューニングを体験します。
●ヘミシンクによる「ヨーガ・ニドラ(Long version)」を体験します。
●ヘミシンクによる「キールタン(Maha Mantra)」を体験します。
●ヨーガの瞑想法「アンタール・マウナ(内なる静寂)」の「ステージ〈2〉自然に起こる思考プロセスに気づく」を学び、実践します。

Part 3: ストレスの低減|エネルギーの活性化

私たちの心身には、物理的なストレッサーだけでなく、人間関係や仕事上の問題、家庭の問題など、心理的・社会的ストレッサーも、大きな影響を及ぼしています。ストレッサーによって引き起こされるストレス反応が長期化・慢性化すると、精神的な不調や心身症などの疾患に至ることもあります。
ストレス低減の方法として、ヨーガの「ブラマリ」プラーナヤーマがあります。
ブラマリ・プラーナヤーマは、ストレスや大脳の緊張を解放し、怒りや不安、不眠を緩和し、身体の治癒力を増大させます。

プラーナは波動を持ち、すべての波動には「音」があるといわれています。
呼吸をすれば、プラーナの微細な「音」が発生します。しかし、普通の人には聴くことができません。息はSOの音とともに体内に入り、HAMの音で体外へ出ていくといわれています。
SO-HAM瞑想は、呼吸の音「SO-HAM」を唱えるマントラ瞑想。心とプラーナのバランスを調整し、クリアにします。

Part 1では:
●ヨーガの完全呼吸法とナディショダナ・プラーナヤーマを復習します。
●「ブラマリ」プラーナヤーマを学び、実践します。
●マントラ「オーム」を使ったレゾナント・チューニングを体験します。
●ヘミシンクによる「ヨーガ・ニドラ(Short version)」を体験します。
●ヘミシンクによる「ガヤトリ・マントラ」を体験します。
●ヘミシンクによる「SO-HAM瞑想」を体験します。

開発者からのメッセージ

ヘミシンクを初めて2年が過ぎようとするころ、突然「体を動かすワークをやりたい!」という強い衝動が沸き起こってきました。縁あって、シャンティパットというヨーガ教室に通い始めました。
以来、10数年になります。最初は自分の健康のためだけが目的でしたが、しだいに「ヨーガで人のお役に立ちたい!」と思い始めたのです。それ以降、インストラクターとなるべく学びを深めてきました。そして公認資格を取得。念願だったヘミシンクとヨーガの融合を目指したコースを開発しました。
ヨーガではレッスンを始める前に、マントラ・オームを全員で唱えます。「アー、オー、ムー」── ヘミシンクの「レゾナント・チューニング」と同じだと思いました。
レッスンが終わると、「ヨーガ・ニドラ(ヨーガ的眠り)」というリラクゼーションを行います。「ヨーガ・ニドラとは、肉体の眠り、意識の目覚め」── 「フォーカス10」と同じです。
ヨーガの重要なテクニック「プラティヤハーラ」──「感覚と知覚の切断」「感覚の制御・離脱」などと定義されます。「フォーカス12」は「肉体の五感からの信号が薄れて意識が本来持っていた知覚能力が現れてくる」・・・この2つは似ていますね。
米国のモンロー研究所では、朝食の前に毎日ヨーガのエクササイズを行なっています(希望者のみ)。
ヘミシンクとヨーガの親和性は高いのです。
ぜひ体験してみてください。

芝根秀和

ヨーガは、毎日の実践で効果が蓄積していくものです。
セミナーで学んだことを毎日の日課にして、ぜひ続けてください。

ヘミシンクとヨーガの親和性

ヘミシンクのエクササイズとヨーガのプラクティスはとても相性が良く、組み合わせると相乗効果が大いに期待できます。

  • 「レゾナント・チューニング」と「マントラ・オーム」
    ヘミシンクの本格的なエクササイズでは、最初に「準備のプロセス」を行います。その中の1つ「レゾナント・チューニング」は、呼吸と声を使ったエクササイズ。ヨーガで最上位のマントラとされる「オーム(AUM)」にとても似ています。
    ヘミシンクを聴きながらマントラ・オームを唱えることで、さらなるチューニング効果が期待できます。
  • 「フォーカス10」と「ヨーガ・ニドラ」
    ヨーガには「ヨーガ・ニドラ(ヨーガ的眠り)」という誘導瞑想があります。
    ヨーガ・ニドラによって導かれる状態は、「肉体の眠り、意識の目覚め」・・・これは、まさにフォーカス10の意識状態のことです。
    フォーカス10に誘導された状態でヨーガ・ニドラを行う・・・最強のリラクゼーションです。
  • 「フォーカス12」と「プラティヤハーラ」
    ヨーガには「プラティヤハーラ(Pratyahara)」という重要なテクニックがあります。そこでは、五感を通して得られる外界からの感覚的情報を切り離します。「プラティヤハーラ無しでは瞑想は不可能」とも言われる、重要なトレーニングです。(「アンタール・マウナ」で学びます)。
    一方、フォーカス12は「知覚が拡大した状態」ですが、「肉体の五感からの信号が薄れて、意識が本来持っていた知覚能力が現れてきた状態」とも言われます。「五感からの信号が薄れる、もしくは切り離される」・・・まさに「プラティヤハーラ」の状態ではないでしょうか。
  • その他
    米国のモンロー研究所でプログラムに参加すると、ヨーガの早朝エクササイズがあります(自由参加)。グラウンディングの方法として推奨されています。
    今のところ、このコースでは行いませんが、「アンタール・マウナ」の〈ステージ3〉では、「思考を意図的に創り出して手放す」というエクササイズを行います。ここで重要になるのは「想像力=イマジネーション」。まさにヘミシンクによる誘導瞑想のエクササイズと似ています。

Part 1では、ヨーガの重要なプラクティスである「プラーナヤーマ(呼吸法・調気法)」の1つ、「ナディショダナ」をお伝えします。自律神経のバランスを取るために有効なプラーナヤーマです。他にも、「キールタン」や、誘導瞑想のエクササイズも行います。

“レーダー” のようになる(アンタール・マウナ)

アンタール・マウナ(内なる静寂)は、仏教のヴィパッサナー瞑想や、今流行のマインドフルネス瞑想の原型になっているヨーガの重要な瞑想法の一つです。
サンカーラ=Sankhara(過去からの精神的影響や潜在意識に蓄積された心の習慣)を根こそぎ取り払い、穏やかな心になる・・その直接的な方法であると言われています。
このコースのPart 1/Part 2では、ヘミシンクの手助けを得ながら行う、効果的・効率的なアンタール・マウナを体験していただきます。
アンタール・マウナは、ヘミシンクの体験を深めるためにも大いに役立ってくれます

手順の大切な瞑想法であり、正しい手順を踏んで各段階を終了していけば、自動的に正しい道を歩んでいくことができるとされています。
ステージ1から6までの段階があり、このコースでは「Part 1でステージ1」を、「Part 2でステージ2」を学びます。

ステージ1では、まず外に対する感覚(特に聴覚)に意識を向けていきます。「“レーダー” のようになる」と言われています。

ヨーガを始めた初期の頃のことですが、人里離れた伊豆半島の山中で、2泊3日のヨーガ・リトリートに参加し、瞑想三昧修行をしました。そのときの、私の体験談です。

何回目かの瞑想中に、とてもクリアな状態にいる自分を発見しました。
肉体の感覚が薄れていることに気づきました(フォーカス10のような感覚)。
しばらくすると、意識が冴えてきました。
さらに、意識が拡がっていくような感覚がしてきました。

そのとき、不思議なことが起こりました。
突然・・周囲の音が鮮明に聞こえ始めたのです。
さわさわという風の音、葉の触れあう音、鳥のさえずり、セミの鳴き声・・それらがとても鮮明に、クリアに聞こえるようになったのです。
全身が耳になったような感覚・・。

しばらくして、さらに不思議なことが起こりました。
音のボリュームが、一気に上がったのです。
ブワーッと・・音の波が押し寄せてきて、翻弄されるようでした。
さわさわという風の音は、ごうごうと嵐のような音に聞こえます。
セミの鳴き声は、まるで耳元で鳴かれているかのようにうるさくなりました。
驚きました。何が起こったんだろう・・。

しばらくすると、ボリュームは下がってきました。
しかし、音に対する敏感な状態は続いていました。
すべての音を認識できるような気がしてきました。
音と自分が一体化したような感覚です。

そのとき、どこからか人の話し声が聞こえてきました。
さらに、コーコッコッコというニワトリの鳴き声が聞こえてきました。
周りには人間もニワトリもいません。
人家はひと山越えたところにあります。普段なら聞こえない音です。
この状態は、おそらく5分か10分くらい続いたと思います。

このとき私は、おそらくフォーカス12の意識状態・・知覚が拡大した状態になっていたと思います。
聴覚が鋭敏になり、さらに遠くの、普段なら聞こえない音まで聞こえるようになっていた・・。

ヘミシンクの素晴らしさは、山中で修行しなくても、このような意識状態に誘導してくれるところですね。
ヘミシンクが、私たちの体験を強力にサポートしてくれます。

参考図書・CD

ヘミシンクのセミナーを初めて受講される方には、『ヘミシンクとモンロー研究所のすべてがわかる「超入門ガイド」』をオススメします。

拙著三部作も是非ご一読ください。
『あきらめない! ヘミシンク』
『自己流アセンション ― あなたに一番の方法が見つかる本 ―(あきらめないヘミシンクII)』
『ヘミシンクによるマインドフルネス瞑想 -高次意識とともに物語をつくりあげる「共創瞑想」のススメ』

   

ヘミシンクCDでは、次にあげる誘導瞑想がオススメです。
「モーメント オブ レベレーション(Moment of Revelation)啓示の瞬間」
「ザ・ビジット(The Visit)」
「内なるヒーラー(Inner Healer)」

   

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