ガイダンスのチェックリスト

投稿日:2009年6月13日 | 最終更新日: 2020年10月20日

ヘミシンクのエクササイズを練習することで、ガイドやハイヤーセルフなど “向こう” の存在との対話やメッセージのやり取りができるようになります。
しかし、メッセージの中には、それは違うんじゃないの?と思われるものもあります。
メッセージを受け取ったこと自体の真偽ではなく、どのように受け止めたか、どのように解釈したか、の問題です。

では、どのようなメッセージならOKで、どのようなものならNGなのでしょうか?
たとえば、次のようなものはどうでしょうか?

「ガイドから転職しろと言われました。だから会社を辞めます」
「東京に大地震が来るヴィジョンが見えました。みなさん逃げましょう」

メッセージやヴィジョンを受け取ったこと自体は否定しません。
しかし、解釈は慎重に行なうことも大切です。
なぜなら、見えたもの、聞こえたもの、感じたことは、いったん潜在意識のフィルターを通過した後で再現されているからです。
届いた情報が意識化されるまでに、さまざまな色や解釈、ストーリーが施されています。
そのことを自覚しておく必要があります。

潜在意識がピュアでクリーンな状態なら、素直にメッセージは入ってくるでしょう。
しかし私たちの潜在意識の中には、さまざまな感情や記憶が複雑に絡み合っています。
恐怖心であったり、欲望や願望であったり、こだわりや信念体系もあります。
生きている限り誰でも同じです。

だからこそ、解釈や意味づけは慎重にしなければなりません。
同時に、潜在意識をピュアでクリーンな状態にするための努力も必要です。

ネガティブ・チェックリスト

「あれ? おかしいぞ! 間違っているかもしれない」と自覚するためのポイントを挙げます。
以下のような情報やメッセージ、ヴィジョンを受け取ったら、「ちょっと待てよ」と慎重になったほうがいいと思います。

怖がらせる、脅す、罰する
「~しなければ怪我をするぞ」「大災害やってくるぞ」「天罰が下るぞ」
これらは要注意です。
ガイドやハイヤーセルフは、人の恐怖心を弄ぶようなことはしません。

命令する、強制する
「~しなさい」「すべきである」「せざるを得ない」「ばならぬ」
自由意志に背くようなガイダンスはありません。

焦らせる、急かせる
「早くしないと間に合わない」「今すぐやりなさい」「あの人がやるより早く」
お尻に火をつけるようなやり方は変です。
追い立てられるような焦燥感を感じたら、ちょっと待てよ、何か違うぞ、なんか変だぞ、と立ち止まってみる勇気が必要です。

競わせる、比較する
「あの人に負けて悔しくないか?」「あの人に比べてあなたは」
競争原理は現代の特殊な信念体系と言われています。

評価する、差別する
「あなたはOK。あの人はダメ」「こっちは良いけど、あっちは悪い」
これでは個性や違いを認めていません。
良いとか悪いとかの判断基準は何でしょうか? それこそひとつの信念体系です。

条件づけする
「~すれば~できる」「これができれば愛してあげる」
取引のようなことはしません。無条件が大原則です。

限定する
「この壺を買った人/この印鑑を買った人だけ助かる」「今ならお安くします。○人様までの限定で」
これも差別です。おかしいです。

特定する、選別する
「あなたは選ばれた」「あなたは特別だ」――こう言われると気分がいいですね。
「やっぱり私が選ばれた。遅すぎるくらいだ」――最も危険なことです。陥りやすいです。

切り捨てる
「あいつはダメだ、見込みがない」などとバッサリ切って捨てるのは、変な話「悪霊が憑いている」「オーラが真っ黒だ」などと言っているのと変わりません。思考停止。

尊大に褒める
「大変よくできました」などと尊大に褒めるのは、上から目線です。相手を下に見ている。
私たちとガイドの間に、上下関係はありません。
命令されて生きているわけではなく、私たちは共同作業をしています。
「あなたの成功を嬉しく思います」というのも上から目線だし、そのように自分の期待を相手に押し付けるようなこともしません。

正解を教える
「これが正しい」「正解はこれです」「右に行きなさい」「左のほうがいい」…ありえません。
正解は決して教えてくれません。
正解を教えると、本人の成長が止まるからです。
本人の試行錯誤が期待されています。
自分で答えを見つけたときの喜びを味わったほうがいいです。

はたして、「正解」というのも自体、存在するのでしょうか?
どの道を選んでも正解ではないでしょうか?

ヒントやサインは出してくれます。
「私たちが一緒にやりたいのは、こっちなんだけど…」。
根気よくヒントを出し続けてくれます。
気づくか気づかないかは、私たち次第です。

間違っている
「これをやっていいですか?」「これをやるべきでしょうか?」などとお伺いを立てる人がいます。
ガイドやハイヤーセルフは決してNOとは言いません。
すべては自由意志だからです。

「ガイドからOKが出た」といい気になるのも変です。
すべてはOKなのですから。
それに、お伺いを立てるというのは、責任を相手に押しつけようという逃げです。

ポジティブ・チェックリスト

では、ピュアでクリーンな状態でメッセージを受け取っているのかどうかを判断するには、どうしたらいいでしょうか。
それは、情報やメッセージ、ヴィジョンを受け取った時に、どのような気持ちになるか、でわかります。
素直に、心の底から、次のような衝動が湧きあがってきたら、それはOKサインだと思って間違いないと思います。

ホッとする
安心する、平和な気持ちになる、癒された感じがする。

うれしい
わけもなく、喜びの気持ちが湧きあがってくる。

楽しい
楽しくて、笑いが我慢できない。

美しい
整然とした、秩序のある、純粋に美しいと感じられる。

落ち着いた
集中しているが、緊張していない。
燃えているが、冷静さを失っていない。

決心している
やりたい、やろう、やる。
メッセージが来たときには、すでに決心している。
やれるかどうかなどと悩まず、やると決心できる。

確信している
できる、できていると確信できる。
根拠を聞かれると困るが、とにかく、できる、と思い込める。迷いがない。

ありがとう
素直に感謝の気持ちが出てきて、思わず「ありがとう」と言ってしまう。

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