生命エネルギーが巨大な波になって押し寄せてくる--スターラインズ体験記

投稿日:2008年6月25日 | 最終更新日: 2020年10月25日

2008年6月14日(土)から一週間、モンロー研究所のスターラインズ・プログラムに参加してきました。
「宇宙の根源のエネルギー」の一端でも体験したい。
「地球生命系以外の価値観の世界」を少しでも体験したい。
結果は、大成功。大満足。二つとも体験することができました。

2つの大きな目的

スターラインズに参加するにあたって、私には2つの大きな目的がありました。

一つは、ソース・エナジー、あるいは生命エネルギー、無条件の愛と呼ばれる、宇宙の根源のエネルギー--その一端でも体験することができれば、というものです。
宇宙の根源を体現しながらこの世を生きていくことは、私たちに共通のテーマだと思います。それは長い道のりが必要ですし、今生では叶わぬことかもしれません。しかし、ほんの少しでもその感覚を経験できれば、明確な目標を持つことができます。

二つ目は、地球生命系(Earth Life System=ELS)以外の世界を垣間見ることができれば、というものです。
「地球は、“努力”を学ぶのに最適な場所らしい」
「地球ほどこの世とあの世が明確に分離している世界はない。他の惑星ではその境界は曖昧らしい」
--ヘミシンク先駆者たちの体験です。私も、自分自身で体験したいと思っていました。地球とは全く違う世界の価値観を知りたい!

プログラムは、初日から天文学のレクチャーが続きます。慣れていないフォーカスレベルということもあります。とにかく、クリックアウトが多かった。ヘッドフォンをして横になったとたんに、「あ、やばい!」と分かります。スコン。
それでもなんとか、TMI/There(向こうのモンロー研)やF34/35まで行き、ヴォイジャー8号(V8)に乗船するなど、課題をこなしていきました。
ヘミシンクのセミナーに参加し始めてから4年近くになります。宿泊型のセミナーだけでも14回目。それでも、ダメなときはダメ。眠たいときは寝た方がいい。
クリックアウトの原因が、本当に疲れていることにあるなら、寝てしまって疲れをとった方がいいし、F42やF49というエネルギー状態に慣れていないために意識を失うのであれば、いったんアクティブな思考を中断し、その状態に浸ることに身を任せた方がいい。

参加者は16名で、半分の8名がアクアヴィジョンのトレーナー。他のメンバーも、少なくともモンロー研プログラムを3回は受けているという“つわもの”です。もちろん全員を知っています。
さぞ、すごいメンバーだと思われるかもしれませんが、そんなことはない。どこにでもいそうな、普通のおっさん、おばさん。--おっと失礼。おにいさん、おねえさんです。
ただ、普通と違っている点は、全員、小学生の遠足のように、キャピキャピしているのです。おやじギャグからエンタ系のネタまで混ぜながら、満点大笑いが続きます。
これですよ、これ。このノリがあれば、どこにでも行けます。過去世であろうが銀河の果てであろうが。好奇心というエネルギー、イキイキ・ワクワクという喜びのエネルギーが、すべての原動力です。きっと、それが、ソース・エナジーに繋がるカギだと思います。

V8で太陽系探索

プログラム三日目は、太陽系の探索から始まります。
これは面白かった。
一回目のセッションは太陽から木星を探索。二回目のセッションで土星から冥王星。(冥王星は2006年8月以降、太陽系第九惑星から準惑星に変更)。

もちろん、ボイジャー8(V8)に乗ります。ヘミシンクワークはメンタルツールを駆使します。ここでも同様。宇宙船です。
スターラインズのプログラム開発にあたって、「なんで宇宙船に乗るなんて面倒な手順を踏むんだ?」という意見もあったそうですが、やはり必要だったとのこと。トレーナーのフランシーンが言っていました。F34/35以上のフォーカスレベルに行くには、グループエナジーが不可欠。したがって、それを象徴するメンタルツールも必須。
ヴォイジャー8号という名前の由来は? フランシーンのガイドからのメッセージだったそうです。だから命名の理由を聞かれても分からないとのこと。

太陽系の探索に戻りましょう。
惑星との対話には2種類があるそうです。生命体としての惑星との対話、惑星に住んでいる生命体(物質/非物質)との対話。私は前者の対話だったようです。

太陽:
 「100%、与えるだけ」
 まさにそうですね。
水星:
 「コミュニケーションの要になるのが私の仕事」
 私の稼業に通じる話で、親近感がわきました。
金星:
 「やさしさ、大切さ」「クジラ、イルカ」
 そんな感じです。
火星:
 「独立心、自立心、厳格、畏怖」
 占星術で火星は父性の象徴と聞いたことがあります。
木星:
 「太陽系の裏の中心。まとめるのが私の役割」
 太陽になれなかった惑星が木星だと聞いたことがあります。
 なぜか、胸が破裂しそうな感覚がしてきました。
 木星の衛星に離陸した感覚がありました。そこから木星を見ているのです。
 ガニメデ(?)という言葉が浮かんできました。木星最大の衛星です。
星:
 「太陽系の股関節」
 は? 意味が分かりません。
天王星:
 円形の建物の中が見えてきました。
 壁側に、地図や骨董品のようなものが飾ってあります。
 「博物館」という言葉が聞こえてきました。
 え? 天王星は太陽系の博物館? ほんまかいな…。
海王星:
 何かの存在たちが、「野球?」というか何かの遊びをして楽しんでいます。
冥王星:
 ぼんやりとした地平線が見えます。その先は暗い宇宙空間です。
 地上にポツポツと、大きな人形のような像のようなものが見えます。
 地表は青いような黒いような。地平線はオレンジ色のような…。
 この人形のように見えるものは何だろう…。
 「地球にも同じようなものがある」。え? 「イースター島に」。へっ?
 「冥王星は、太陽系への入口」。う~ん?

この頃から、レゾナントチューニングのときに、般若心経を唱えるようになっていました。なぜだかわかりません。突然思いついたのです。
摩訶般若波羅蜜多心経・・観自在菩薩行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄。舎利子。色不異空、空不異色、色即是空、空即是色。受想行識亦復如是。・・
学生時代に丸覚えしていました。忘れないものです。このときは、なぜかしっくりきました。
このときだけですよ。今はもうやっていません。普通の、アーオームーに戻しました。モンロー研のCHECユニットだからできたのです。しかも今回は人数が少なかったので個室でしたし。

フォーカス42

プログラム四日目は、フォーカス42。
内宇宙はI/Thereクラスターの状態。外宇宙は太陽系近傍から銀河系(天の川銀河)。
I/Thereクラスターは、円筒形か円錐形の内部の壁にらせん階段のついた建物のようなイメージで把握しました。内側の壁には一面、星図が続いています。

アルクトゥルス訪問中は完全にクリックアウト。
プレアデス--ここではなぜか、青い空と緑の山が見えてきました。見上げていた目を下におろすと、なんと、私の田舎(岡山)の街並みが見えてきました。しかも、今ではありません。風景が若干違います。あれ? そうだ! これは、小学生の頃の風景だ。人も行き交っています。その頃の友人たちもいます。あ…。彼女がいた(その頃のあこがれの女の子です。名前まで思い出しました)。
クリックアウトしそうになってきたとき、「君は、私たちの代表だ!」という声が聞こえてきました。ギョッとしました。誰だ? 「君の仲間だ!」--心臓がドキドキしてきました。
そういえば、思い出しました。事前のレクチャーでフランシーンが言っていました。「フォーカス42は、いろいろなことを思い出すのに適している」--なるほど。納得です。

オリオンの三ツ星。どこかの星に降り立っていました。真っ暗な瓦礫の地表です。すり鉢のような壁(クレーターか?)をよじ登ると、すごく明るいところに出ました。「コントラスト」という言葉が聞こえてきました。「昼夜のコントラスト」。意味はわかりません。
白い泡?雪?のような星が見えます。
次に、地球によく似たところに来ました。山間部。モンロー研の周辺に似ています。木製の建物が見えます。降り立ちました。通路があります。渡り廊下のような感じ。歩いていくと、そのさきに、ドーム状のものが見えます。これも木製です。何でしょうか? 「天文台」という言葉が聞こえてきました。
「腹減った。坦坦麺が食べたい」と、場違いなことを考えていました。

V8の中に、運転手がいることに気がつきました。二人。ぼんやりと、薄水色の影のように見えます。その気になって焦点を合わせてみると、V8の中には、われわれ登場者以外の存在もいるようです。私には、ぼんやりと腰丈くらいの黄色か金色の存在に見えます。

V8の中には、My Roomがあります。そこには、自分用の小型宇宙船(Pod)があります。アーサー・C・クラーク原作のSF映画2001年宇宙の旅に出てくるPodをイメージする人が多いようす。私も最初はそれをイメージしました。次に、えらい古いですが、子どもの頃に好きだった「宇宙少年ソラン」の乗っていた円形の一人乗り宇宙船(私の記憶が確かならば、ですが)を使いました。実は、2年前のライフライン・プログラムのときに、その宇宙船をフォーカス27で製造し、フォーカス12に係留してあったのです。時々使っていました。
しかし、途中から、寺沢武一のマンガ「コブラ」に出てくる宇宙を乗り回す赤色のバイクに乗り換えました。エアバイクではなく、細長くて薄い宇宙用のバイク。これは手軽です。どこにでもひょいひょいと出かけられます。地球でも使えます。オリオンの近くを走っていると、後ろにトレーナーのMさんが乗ってきました。しばらくするとMasのPodに乗り換えていきました。手を振っています。セッションの後聞いたら、私だけでなく、いろんな人のところに便乗していたようです。
これらはすべてメンタルツールです。いい大人が何をバカなことを考えているなどと、言わんでください。この自由な発想こそ大事なのです。オープンマインド!

宇宙ステーション「SSA2/SSAX」

フォーカス42からは、宇宙ステーションを使います。
名前はアルファ・スクエアード。略して「SSA2」。V8をドッキングさせます。「SSA2」は、フォーカス49からはアルファ・エックス「SSAX」と名前を変えます。

さてその宇宙船。外観は巨大な円錐形のようにイメージしました。まず最初にホテルのロビーのようなところに出ました。ずっと上まで吹き抜けです。すべてガラス製。2機のエレベーターもすべて透明。ロビーには、たくさんの人(存在)が行き交っています。
エレベーターに乗って、自分の部屋に行きます。私には最上階のペントハウスがイメージできました。モデルはロサンゼルスのウィルシャーホテル(映画プリティウーマンでお馴染み)です。その先に、「メモリールーム」があります。ここは、ITクラスターの記録をすべて見ることができるのとのこと。また、クラスター・カウンシルと呼ばれる存在と会うのもこの場所です。
メモリールームには、誰かがいました。床を指さして、「ここからこっちは人間を経験したことのあるものの記憶。ここから向こうは、人間を経験したことのないものの記憶」などと説明してくれます。「どれを追体験してみることもできる」。そのうち、床一面が竹の笹に覆われてきました。セッションが終わった後思いました。あれは、アガスティアの葉の連想だろうか…。
ロビーを出ると、目の前は港です。たくさんのヨットが係留されています。その中に、なんと「SSA2」がありました。宇宙船が海に浮かんでいる…! そもそも、宇宙ステーションの中に海があるか? ま、いっか。(心理学では、海は無意識の象徴という説もあります)。港に背を向けてホテル?の方を見ます。左右に道があります。どこに行く道でしょうか? しかしこの風景は、まるで…ハワイです。ワイキキの賑わいのようです。
宇宙船内のさらなる探索は、スターラインズIIのプログラムです。残念。

フォーカス49

五日目からは、いよいよフォーカス49。
内宇宙ではI/Thereスーパークラスターの状態。外宇宙では、私たちの銀河系(天の川銀河)を越えて、銀河団・超銀河団へと広がっていきます。

この頃になると、ヘミシンクは絶好調を迎えます。
好調度の目安になるのが、(私の場合)準備のプロセスの充実度です。準備のプロセスは、フォーカスを上がっていく前のほんの数分間行われます。この間が勝負の分かれ目です。イマジネーションの準備ができるかどうか!なのです。
ライフライン・プログラムを受講した時は、あばら屋の庭先で柔道着に着替え、四股を踏んでお茶を啜り・・といったプロセスになりました。那須高原のペンションで行われたガイドとの邂逅セミナーでは、ランニングシャツに半ズボン、サンダルを履いて麦わら帽子に虫取り網。--その後もあばら屋はバージョンアップしています。鶏が卵を産んでいます。柴犬がいます。馬がいます。猿もいます(猿はF27のヘルパーでした)。床の間にライトセーバーが立て掛けてあります。井戸があります。裏山には滝があって、そこでときどき禊ぎをやります。
自分から想像し始めると、周りがどんどん勝手に変わり始めるのです。イマジネーションの準備であり訓練です。今回も、日を追うごとに、どんどんバージョンアップしていきました。

波の音が終わると、長ーいアファメーション朗読のあと、すぐにレゾナント・チューニングが始まります。あばら屋から数百メートル離れた所に、お寺の本堂のような建物ができていました。あるいは自分で作ったのか(誰が作ったのかわからないような、このあたりの不明瞭さがヘミシンクの世界にどっぷりはまり込んでいる証拠なのです)。お堂の中に入ると、護摩が焚かれています。そこでレゾナントチューニングを始めます。ふと振り向くと、たくさんの動物たちが、私の後ろに控えています。首を垂れている馬もいれば、神妙な顔つきの兎もいます。落ち着きのない鳥もいます。

次は、ふーっと一息でリーボールを作った後、エネルギー変換箱(ECB)です。びっくりしました。いつもECBを背負っている亀くんが、ものすごい鋼鉄製の姿になって現れたのです。今までは波打ち際に浮かんで、私が繋ぎの服を脱いで箱に入れるのを待っていたのですが、今回は陸に上がってきています。体は一回り小さくなっているようです。さらに驚いたのはECBの形です。大砲のような筒が、こちらに向かって口を開いているのです。しかも、弾を打つのではなく、セッションの制約となるものを吸い取るのです。
びゅーーーっ、とものすごい吸引力です。体ごと持っていかれそうです。踏ん張って耐えなければなりません。目の前に鉄棒が現れました。思わずぐっと掴みました。さらに吸引力は強まります。ぐわっと足が宙に浮きました。その瞬間、靴は脱げるし丸裸になるし、全部吸い取られてしまいます。さらに強まります。皮膚の表面がずぼっと脱げて吸い取られていきました。さらに頭です。ぐわっと首が後ろに引っ張られ、頭皮ごと髪まで一緒に持っていかれました。丸坊主です。ECB完了! 強烈でした。

次は滝に入って禊ぎです。ばしゃばしゃばしゃ。滝行の間も、次から次へと動物が現れてきて、私の様子をうかがっています。滝から上がりました。兎がタオルを咥えて持ってきます。ありがとう。体を拭き終ると、猿が着替えを持ってきてくれます。宇宙服です。生地は薄く、ツルツルしたジャンパーのような感じ。繋ぎです。色は白。今度はオランウータンが、例の赤いバイクを吹かしながら持ってきてくれます。
みんなが応援してくれている――そんな感慨をもって、それっと出発し、フォーカスレベルを一気に駆け上がっていきます。

あるとき、猿から「将棋の駒(のような形をしたもの)」を渡されました。携帯ストラップのように紐がついています。結局、最終日までこのアイテムを使うことはありませんでした。いつか使うことがあるのかもしれません。
ヘミシンクの最中に現れるものに、一つとして無駄なものはありません。必ず意味があります。いつか分かります。焦りは禁物です。

再びフォーカス49

話を戻して、再びフォーカス49です。
初めてF42からF49に行く途中、何か不安な感じ、お尻のあたりがヒューっと寒くなるような感覚がしてきました。
ふと気づくと、なんと、めちゃくちゃ高いところにある“やぐら”の上に立っていました。丸太棒を組み合わせて作ってあります。てっぺんは“いかだ”のように平らです。……。手すりがありません。不安定です。グラグラします。今にも落ちそうです。見下ろすと、遥か下にジャングルが広がっています。周りは山に囲まれています。“いかだ”は、その山よりもさらに高い所にあります。私以外にも何人かが乗っています。みんな今にも落っこちそうです。自分が落っこちる姿を想像をしてしまいました。ぎゃぁぁぁぁ…。
心臓がバクバクしてきました。一瞬、ヘッドフォンを外そうかと思いました。思い直して、目を開け、深呼吸をして体を動かし、ちょっとだけC1に戻ってきました。再び目を閉じて集中を再開しました。やれやれ。
あとで体験をシェアしながら分かりました。新しいエネルギー状態に不慣れだったり不安だったりしたことが、そのようなヴィジョンを見た原因です。
クリックアウトしたかったです。それくらいリアルに怖かった。

しばらくすると、真っ暗な暗闇にいました。見下ろすと、大きな渦巻銀河が見えます。ゆっくりと回転しています。
しばらく見とれていました。すると、渦の端から、さらに小さくて子供のような銀河がどんどん生まれてくるではありませんか。カラフルな渦巻銀河です。壮大なようで、どこかコミカルな感じがしました。
その流れは河となり、実際の川となり、水の流れる川となり、私はいつの間にかその川を泳いでいました。なぜか私は川上に向かって必死に泳いでいます。ばしゃばしゃばしゃ。泳げば泳ぐほど川の流れは速くなります。もう無理だと思って泳ぐのをやめて流れに身を任せました。すると、すぐ川下に巨大な滝が見えてくるではありませんか。ああああ!…私は手足をバタつかせながら落下していきました。眼下には、これまたジャングルが見えます。そのうち私の体は霧のようになり、文字どおり霧散していきました。
セッション後にシェアすると、フランシーンが「ミスト(霧)になるなんて素敵ですね。ワンダフル! これでフォーカス49に馴染めるかもしれませんね」。
私は、その気になりますよー! 単純ですから。

実は、このエピソードには続きがあります。霧散したあと私は、なぜか“和室”に座っているのです。数寄屋風というのか、よくわかりませんが、装飾のないすっきりとした和室です。畳も新しい。
私の場合、セッション中に和室はときどき現れます。エクスプロレーション27プログラムに参加した時には、F27の知的存在から和室をプレゼントされたことがあります。部屋からは“ししおどし”のある庭がみえます。「疲れたときには、ここに来るといい」そう言われました。
きっと私にとって和室は、安心感とか充足感のシンボルなのかもしれません。

緑は命の象徴です

今回のプログラムを象徴するような体験でした。

おとめ座銀河団の中心M87を訪れたとき、一面に“田んぼ”の広がっているヴィジョンが見えてきました。ご丁寧にも牛が糞をしています。なんで田んぼなの?と不思議でした。場面が変わっても、また田んぼが現れます。「ここはどこですか?」と聞くと、「M87。Virgo A」だというのです。このセッションはそれだけで終わりました。

次のセッションが始まった時、準備のプロセスをやっている途中で、「緑は命の象徴です」という言葉が聞こえてきました。その瞬間、スターウォーズのエピソードVIに出てくる緑の惑星エンドアのような星が見えてきました。フォーカス49に着くまで、ずっとそのヴィジョンは見えていました。
そしてフォーカス49に着いたとき、突然――津波のように緑の壁が押し寄せてきたのです。ぐわああ。逃げました。逃げても逃げてもどんどん緑の波は追いかけてきます。ついに逃げるのを諦めて身を任せることにしました。もうどうにでもなれ! どどどど…緑が押し寄せ、私は翻弄されました。
しかし――委ねて包まれてみると、なんとも表現できない至福感が広がっていきました。ふと気づくと緑のトンネルがあります。その中をたくさんの人というか存在たちが通り過ぎていきます。行き先にはまばゆい光が見えています。私自身は…いつの間にかトンネルの一部になっていました。薄目を開けて光の先を見てみると…、そこにも緑の山があります。山頂には白い雪が見えました。――圧倒的な緑・緑・緑の感覚でした。
緑の至福感は今でも思い出すことができます。胸のあたりに緑の炎が宿っているような感じです。

C1に帰還する途中、各フォーカスレベルにその感覚を置いてきました。地球のコアにも置いてきました。最終日のセッションで地球コアに戻ってきたとき、ばーっと緑の広がっていく様子が感じられました。何か…地球のために貢献できたような、幸福感と満足感に包まれました。そして最後に、地球から言われました。「好きに生きていけばいい」
ありがとう。ありがとう。

ソース・エナジーの一端に触れられたのかもしれません。
ほんとかどうかは分かりませんが。

M104(ソンブレロ銀河)

もうひとつの、重要な体験談がありました。

その前に、布石について、お話ししておきます。
昨年の11月、エクスプロレーション27プログラムを受けたとき、フォーカス234/35で、「メキシコ風の帽子」が現れ、「アミーゴ(男友達)」と言われました。その時から、コンゴウインコのようにカラフルな鳥(のように見える)存在との接触が始まりました。メキシコ風の帽子というのは「ソンブレロ」というんですね。そうでした、そうでした。
そして、そのとき極寒の星のヴィジョンが見えました。薄暗く、氷に覆われた寂しい星です。「私たちは、ここには住めなくなったんだよ」と言われました。その時は、へー、と思っただけで、意味はわかりませんでした。でも、山間にポツポツと明かりのようなものが見えませんか?・・・・
その時から予感はありました。きっと、この鳥は、スターラインズを受けたら現れるに違いない、と。

案の定、でした。今回、何度となくその鳥が現れ、私を案内してくれたのです。
さらにビックリ仰天することがありました。\(◎o◎)/!です。

私には専門的な天文学の知識はまったくありません。何の予備知識もなく、二日目のレクチャーを受けていた時、「M104(ソンブレロ銀河)」という名前を聞きました。その瞬間! ゾクゾクっとしました。きっと何かあるに違いない!

フォーカス49に行ったとき、私は躊躇なく「ソンブレロ銀河に連れて行ってくれ!」とお願いしました。
あっという間でした。ほとんど移動感覚はありません。――地表は暗く極寒です。以前見たのはこの星です。
目を凝らすと、やはりポツポツと明かりが見えます。その一つから中に入ると、なんと明るい地下世界が広がっていました。クリーム色と薄茶色で統一され、街並みも整然としています。
建物は高いものでも私の膝丈くらいしかありません。小さな、一寸法師のようなサイズの存在たちが見えます。私はガリバーか?!
一寸法師の一人が話しかけてきました。「この星では、地球で言うところの“貨幣”の概念がない」。
へえ! じゃあ、物が欲しかったらどうするんですか?
「やあ、と左手を上げたらOK。なんでも欲しいものを持って行っていい」。
えーっ!
「これ以上説明しても君にはわからんだろう。また勉強しに来るといい」。
わかりました。星の名前は?
「フィン…」。
聞きとれませんでした。

地球生命系とは異なる価値観の世界を垣間見たいという、スターラインズに参加した目的の二つ目が、これだったのかも。
「貨幣」という概念のない世界――あこがれです。子供のころの夢想。大人になってからも、何度か夢を見ました。果たして地球でも、実現可能なのでしょうか? 「やあ」と左手を上げるだけで何でも手に入るような、それでも混乱しないような理想の世界がやってくるのでしょうか?
地球のC1で私たちが目標とすべきは、そのような理想の世界なのかもしれません。遠い目標です。でも、案外、近い未来に実現するかもしれませんね。
坂本さんやバシャールなどさまざまな人が、生命エネルギーが地球に降り注ぐ量が増えている、地球は第3密度から第4密度へと移行しつつある、と言われています。期待したいです。

おっと。人任せではいけません。
私は、その現実を、自分で選択します。
そのために、思考し行動します。

グラウンディング

最後のグラウンディングのセッションは、なんとフリーフローF27。

まるまる一週間も仕事をほっぽり出して、電話もPCも使わない環境にいました。こういう環境を作れること自体、奇跡です。家族、親戚、仕事関係・・、たくさんのC1の仲間たちの協力がなければ不可能でした(本人が意識しているかいないかは別にして)。
ありがとう。ありがとう。フォーカス27で一人ひとりの顔を思い浮かべながら、感謝です。
そして、ガイドを含めたたくさんの「私」たちの協力に対して、感謝。

おまけ

フォーカス27のスペシャルプレイス(SP)が、行くたびに変化していました。
私のSPは、映画ロード・オブ・ザ・リング(指輪物語)に出てくるホビットの家のように、屋根まで芝生でできた家でした。これまでも、増築してレストランやセミナールームを作っていました。レストランでは、レトリーバルした歌姫や小人たちが働いています。(この話は二回目のライフラインの体験です)。
今回、立ち寄るたびに微妙に変化していました。壁が白くなっていて、外階段がついていたり、玄関先の花壇がなくなっていたり、ゴールデン・レトリバー(犬)が飼われていたり・・。

ついに、全く違う建物になってしまいました。三階建ての、チロル風というのかな? よくわかりませんが、壁が白で柱が黒い、精巧な感じの建物。立派です。
左右対称で、真ん中の玄関から入ると、左側が食堂で、その奥に厨房。右側に売店兼事務受付のようなものがあります。二階には、大きな講堂と小ぶりの会議室とセミナールームがあります。三階は宿泊施設。かなりの大人数を受け入れることができます。
なななんと。もはや、ここは私の家ではない! 教育センターだ! 乗っ取られた!?
一階の売店には、阿蘇のペンションで受けた死後体験セミナーのときに救出したムーンさんが、クリバンのTシャツを売っています。(ハワイで売っている猫のキャラクターのTシャツです。デザイナーのバーナード・クリバンさんは1990年に亡くなりました)。

まだレポートを書いていないエピソードが多いので分かりにくいですが、とにかく、ヘミシンクを始めてからいろいろ体験したことの総動員、みたいな感じです。

しかし、住むところがなくなってしまいました。
あ、あるじゃないですか!
エクスプロレーション27に参加した時、フォーカス27でプレゼントされた、あの和室です。
そうだ! そうしよう。
和室に行きました。平屋建ての和風建築に仕上げていきました。
これからは、ここが私のF27での新しいSPです。

また新しい旅が始まりました。

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