悟りの覚悟 ─ スターラインズ・リユニオン体験記

このレポートは、2017年5月27日〜6月1日(5泊6日)に行われたモンロー研究所公式プログラム「スターラインズ・リユニオン」を受講したときの体験記です。

スターラインズ・リユニオンには、全体を通しての目的がありテーマがあります。
しかし、セッションが進むプロセスの中で、参加する個人それぞれに、今必要なテーマが個別に現れてきます。
用意されたプログラムの流れに乗りながらも、今の自分に必要なことが、必要なときに、必然的に起こるのです。

結論から言うと ── プログラムが進む中で、次第に明らかになってきた私自身のテーマは、以下の2つでした。

(1)悟り、目覚めへの道
(2)癒しと浄化の道

プログラムに参加するまで、全く自覚していませんでした。
この2つのテーマをそれぞれ探求しながら、同時に統合させていくこと ── これが、今回私に課せられたテーマだったのです。

序章

体験記に入る前の序章として、「モンロー研プログラム」とは何か、今回参加した「スターラインズ・リユニオン」とは何か、について概説しています。
よくご存知の方は、読み飛ばしていただいてかまいません。

モンロー研プログラムの特徴は

  1. モンロー研究所の創設者ロバート・モンローによって開発・特許取得された「ヘミシンク」という特殊な音響技術を使い、安全かつ効率的にリスナーの意識を「瞑想状態」に誘導する。
  2. ガイデッド・メディテーション(誘導瞑想)と言われる、言葉による誘導によって、より効果的な瞑想状態へと導く。
    *1.と2.を合わせて「オーディオ・ガイダンス・テクノロジー」と言う。
  3. トランスパーソナルな、個人を超えた意識存在(向こうの存在たち)を前提とし、彼らと共に「物語」を創り上げていくという「共創瞑想」を展開する。
    *思考や感情を滅していく瞑想法ではなく、人間が生まれながらに持っている「想像力」を積極的に活用する瞑想法。(瞑想法に優劣はない。方法論の違い。特徴、個性)
    *想像力を補助するために、メンタルツール(想像上の道具)を駆使する。
  4. その結果、癒し、浄化、解放、気づき、具現化、成長、目覚めなどが、個人の意識的な「直接体験」として起こる。人から教えられたり、誰かにやってもらったりするものではない。直接体験。
  5. ヘミシンクは、意識を強制的にコントロールするものではない。「誘導」するもの。音楽に例えると、リズミカルな曲を聴くと踊りやすいが、体が勝手に動き出すのではない。踊るかどうかは個人の自由意志。
  6. 体験の内容に正解・不正解はない。誘導された後は、本人と本人に関連する向こうの存在たちとにとって、その時に必要なことが起こる。
  7. ヘミシンクによって誘導される意識状態には、さまざまな状態と段階がある。それぞれを識別するために、便宜的にフォーカス(F)という名前の「番号」をつけている。F10の意識状態、F12の意識状態など。各フォーカスレベルの特徴を生かした誘導瞑想のシナリオ(プログラム)が用意されている。

スターラインズ・リユニオン

今回私が受講したのは、「スターラインズ・リユニオン」という、開発されたばかりの新しいプログラムでした。
受講期間は、2017年5月27日〜6月1日(5泊6日)。
会場は、千葉県一宮町、九十九里浜沿いにあるリゾートホテル「一宮シーサイドオーツカ」

このプログラムのテーマは、「ETとのコンタクトの直接体験」。
ETとは、The Extra-Terrestrialの略。「地球外生命体」です。
ETといえば、スピルバーグ監督のSF映画「E.T.」が有名ですが、サイセンス・フィクションや絵空事ではありません。
いたって真面目です。

「仮説」として聞いていただければと思いますが、

現在、地球と地球に棲む生命体の集合意識は、サナギが脱皮するときのような、飛躍的な成長(目覚め, Awakening)の段階にあり、それを手助けしようとしたり観察しようとしたりしているETたちが、次元の異なる非物質的な状態で、地球の周りにたくさん集まっている。(その状況をロバート・モンローは「ギャザリング」と呼んだ)。
彼らとコンタクトするには、人類意識の成長(目覚め)が欠かせない。過去にも現在にも、すでに目覚めた人たちがいる。今目覚めつつある人たちもいる。

このプログラムでは、ETとの直接コンタクトを試みるとともに、そのための準備として、参加者グループ全体の意識の成長を促していきます。

ジグソーパズルのピース

さて、ここからが体験記です。

1週間(5泊6日)のプログラム。
前半は、いつも一見とりとめのない体験が続きます。
セッションが進むにつれて、全体像がわかり、その意味がわかってきます。
「ジグソーパズルのピースを集めるように」と比喩されることがあります。
今回もまさにその通りで、ひとつひとつの体験が積み重なって、大きな絵が完成することになります。

プログラムの初日はリセット・デイ。
2日目から次第に集中力が高まってきます。

“クリスタル” との出会い

2日目(5/28)の朝、1本目のセッション〈Serial Number (S/N) 4〉
「フォーカス34/35、太陽系内のフリーフロー」

フォーカス34/35は、「地球生命系へのポータル」とも言われている意識状態。そこには「ヴォイジャー8(V8)」という宇宙船のメンタルツールがある。プログラムに参加する人たちが共通で使うメンタルツール。V8の中に個人用の部屋があり、そこにはPodと呼ばれる個人用の小型宇宙船がある。私のPodは寺沢武一さんの人気マンガ「コブラ」に登場する、宇宙用の赤いオートバイ。

このセッションでは、参加者はV8で集合し、全員で太陽系内外を探索したあと、個人用のPodで太陽系内を自由探索(フリーフロー)する。

V8に到着し、あたりを見回すと、隣に見たことのない不思議な(たぶん女性)がいることに気づく。
鼻が高く額が広い、肌は茶色、というか赤銅色のような感じ。
髪はオールバックで縮れていて肩くらいまで。
「ほう。誰じゃろか」と思ったら、「クリスタルです」と即答。
「ほほう。クリスタル」
会話はそこまで。V8が移動している間に、どこかに行ってしまった。

セッションが進んで、一人ひとりで太陽系内をフリーフロー。
私は赤いオートバイのPodに乗って出発する。まずは太陽へ。
ふと、後ろの席に誰かが乗っていることに気づく。
振り返ると、クリスタルと名乗った、例の不思議な女性が乗っている。
「乗ります」と、当たり前のように言う。
「ええっ? まあいいか。どうぞ」

太陽の周りを一周し、次に水星に向かう。
水星と平行に公転軌道上を一周したあと、金星に向かう。
金星に近づいたところで、急に「ここで降リます」と言う。
「はい。どうぞ」と。
「また迎えに来てください」と言い残して降りてしまった。
勝手なやつだなあと思いつつ、このプログラムの期間中に、また金星来なきゃなんねえな、と。
忘れないようにしなきゃ。

このときは意味がわからなかったのですが、この女性?の登場が、1枚目のピース(布石)でした。

人生は “プチ悟り” の連続

2日目(5/28)の朝、2本目のセッション〈S/N 5〉
「過去にETに会ったときの記憶を思い出す」

このセッションの目的は、「実は、覚えていないだけで、私たちはすでに過去にもETに遭遇した経験があるのではないか。もしあるなら、そのときの記憶を思い出そう」というもの。

エクササイズは、フォーカス12という知覚の拡大した意識状態で行います。

私の故郷、岡山の片田舎の様子が見えてきた。
妙覚寺という日蓮宗系のお寺。その隣に七曲神社。鳥居がある。子供の頃の遊び場の一つ。臥竜山(225m)という山の頂上にある、玉松城址。本丸跡広場のようになっている。
なぜか私は、そこで女性とダンスを踊っている。
まったく、記憶にない。
この女性、先ほどのセッションで出て来た女性とは違うが、雰囲気(エネルギー)は同じような感じ。
これって、ET体験の記憶なのか?
まったくわからない。

体験はここまで。

これをきっかけに、過去の記憶がいくつか蘇ってきた。
そういえば、こんなことがあった・・・。

4つの「小さな覚醒体験」

(1) 中学生のころ、自動書記状態になったことがある。
冬休み。家族が寝静まった深夜。自分の部屋で一人、机の上のノートをじっと見つめていると、次第に意識がものすごくクリアになってくる。
何かがぱかっと開いたような感じ。
すべてのことが見通せる! 全て分かった!というような全能感。
心配や後悔などの感情はまったくない。高揚感。

そんな感覚の中、思いつく言葉をノートに書きなぐっていた。
このような状態が一週間くらい続く。冬休みが終わって通学が始まると終了。
高校生以降は、まったくこんなことはできなくなってしまった。

(2) 大学1年から2年にかけて、留年していた。
宇宙の真理、人生の目的が分からなければ生きていけない、生きる価値がない、と思っていた。人類の救世主にならなければならない!なんて思っていた。
昼と夜が逆転。授業には出ない。クラブ活動(少林寺拳法部)だけは行っていた。
受験勉強の後の喪失感もあった。目的を見出せない焦燥感が半端ない。
パチンコに狂っていた時期もある。
SF同人誌に投稿していた(一回だけ掲載されたことがある)。

大学2年目。冬休みに帰郷(岡山)するとき、飛行機の中で急にクリアな感覚が蘇ってきた。靄が晴れるような感じ。全てが見通せるような全能感。
休みが終わって大学に戻ってから、ものすごい勢いで本を読み始めた。
宗教書、哲学書、心理学、精神分析・・・。
そして、あの瞬間がやってきた。

北海道の寒い冬。2月。俺はいったい何をやっているんだ・・・と落ち込みのどん底にいた。次第に、自分に対する怒りが湧いてきた。頭でっかちに色々考えている「つもり」になっているけど、現実には、自分は何をやっているんだ! 授業をサボって引きこもっているだけじゃないか!
明け方。スコンと目覚めた。

「まどろみの中から “意識” が生まれた。
 意識の中から “意志” が生まれた。
 意志は “選択” 」

「人生は選択。何を選択するかは自己責任。
 何も選択しないということは、選択しないという選択をしている。
 どうせ選択するなら・・どうする!」

それまで陥っていた「つもりの世界」から目覚め、脱出した。小さな悟り。プチ悟り。 その時から社会人になるまでの4年間くらい、この感覚は続いていた。

25歳で社会人になって、結婚して子供ができて、45歳でサラリーマンを辞めて独立。 2年ほどして、仕事の方向性を見失って、迷う。 迷うと・・・占いに頼る。学生時代もそうだった。 占ったところで人生は開けない。迷いは晴れない。しかし、占ってばかり。これからの人生どうしたらいいのか・・・。

(3) 2003年の冬。ある日の深夜。事務所でひとり占っていると、「帰魂卦」という卦が出た。
正確な意味は忘れてしまったが、その卦を見たとき、私はふと、なぜか「もうどうでもいいやあ」という気持ちになった。完全放棄。
「帰る」というのは「自分に帰る」こと。
どうしようどうしようと先のことばかり考えず、自分に帰る。
自分の「できること」に帰る。自分の「やりたいこと」に帰る。
「できること」── 稼業として、広告PRの仕事に戻る。
「やりたいこと」── “心” をテーマにする。心理学を学ぶ。ヘミシンクも。
ということで、今に至る。今も2つの道を歩んでいる。
卦を見て完全放棄したときの「解放感」。一切放下。これも、小さな悟り。プチ悟り。

(4) 2008年、モンロー研の「スターラインズII」プログラムに参加したとき、生まれて初めての「体外離脱」を体験した。意識が肉体から完全に分離する体験。
2004からヘミシンクのワークに参加し始め、何度か不思議体験やプチ悟りは経験してきたが、この体外離脱体験に勝るものはない。最高、最大の至高体験。
今までにない究極の「一体感」。「これぞ覚醒体験!」と言っていい。
(詳しくは、拙著『自己流アセンション ── あきらめない! ヘミシンクⅡ』および『ヘミシンクによるマインドフルネス瞑想』をご覧ください)

思い出はここまで。帰還信号。目覚めた状態に戻る。

セッションの目的だった「過去にETに会ったときの記憶を思い出す」というものとは異なる流れになってしまったが、これはこれで良い体験だった。
これら以外にも、私の人生の中の要所要所で、直感(インスピレーション)や導き(ガイダンス)があったと思う。
ひょっとすると、それらの中のいくつかは、ETからのメッセージが関連していたのか・・・。わからない。

それはそれとして、私は10代の頃から、仏教的な悟り、解脱、見性、覚醒、目覚め、エンライトメントといったものに憧れてきた。
「知識」や「信仰」だけではダメで、「直接体験」が必要だと確信していた。

なんだかんだと、宗教や瞑想、座禅、ヨガ、スピリチュアル・ワークなどを齧ってきた。
しかし、もともとスピリチュアルな能力があったわけではない。
出家して本格的に修行するような覚悟もなかった。千日回峰行をやったり、ヒマラヤの奥地まで聖者を訪ねて行くというような勇気もなかった。
臨死体験をして人生観がガラリと転換するようなこともなかった。
じわりじわりと、いろんなものを学んだり試したりしながら、自己流でやってきた。
ヨガとヘミシンクだけは、挫折せずにやり続けている。

振り返ってみるに、何度か「プチ悟り」はしているのではないか、と思われる。
しかし、それは一時的な体験でしかない。
その状態がずっと続いている、というものではない。
“プチ” で終わっている。続かない。その時だけ。

目指すところは ── 24時間365日悟り続けている ──
「 “悟り” の常態化」

全体像が見え始める

プログラムは始まったばかりと思っていましたが、この日、全体像につながる重要なピースが集まってきました。

銀河の暗号は “愛”

3日目(5/29)の朝、1本目のセッション〈S/N 9〉
「地球コア、フォーカス34/35、フォーカス42再入門」

「ガイア仮説」── 地球は、そこに生息する生物と地球が相互に関係し合って環境を作り上げている、ある種の「巨大な生命体」であると見なす仮説である。モンロー研プログラムでは、地球生命体の意識の中心は「地球コア(EC)」にあると仮定し、意識をシフトさせることによって、コアにおいて地球生命体とのコンタクトを試みる。
地球コア(EC)のフォーカス27には、巨大な鉄の結晶があるとされる。
フォーカス42には、メンタルツールとして宇宙ステーション「アルファ・スクウェアド(α2)」があり、その中に「メモリールーム」という個人用の部屋がある。
このセッションでは、地球コア(EC)のフォーカス27から34/35、42へシフトした後、通常のフォーカス42にシフトしてメモリールームを訪れ、再びECのフォーカス42にシフトし、目覚めた状態に戻る。自分自身と地球の両方を浄化し、「銀河の暗号」を探る、という目的。

地球コア(EC)フォーカス27で、突然、次のような言葉が浮かんだ。
「今、目覚めの時。地球は、人類の目覚めを待っている。数千年前から準備が始まった。地球の長い歴史から見れば、ほんの一瞬」

ECフォーカス27には、大きな結晶が空中に浮かんでいる。結晶の下には池がある。

ECフォーカス34/35へシフトするとのガイダンスが流れる。
私は池の中に入っていった。池の中は、静かな、それでいて明るい世界。街のようのものが見える。下町っぽい。路地から路地へ駆け抜ける。上に上がる。水の中。上は明るい。

ECフォーカス42へシフトするとのガイダンスが流れる。
さらに深く潜っていく。海溝。深い谷の底へ。深海の底に着く。グランブルーの世界。海底に、神殿らしきものが見える。神殿の中に入る。ギリシャ風。石の柱がある。床が赤く光っている。暖かい。

フォーカス42のアルファ・スクウェアド(α2)へシフトするとのガイダンス。メモリールームを訪れるようにとのこと。
メモリールームに着く。以下、「クラスター・カウンシル」という存在との会話。
「あなたは、左半身を置き忘れている。それはあなたの側面だ。左右が一つになって全体になる。生まれてから成長するにしたがって、受験勉強、社会人になって、仕事、仕事、仕事・・・右半身ばかり使ってきた。左半身を置き忘れている。思考中心、感性を忘れている。人類の歴史も同じ。文明というもの自体、左半身を忘れている」
右脳・左脳ということか? 論理脳とイメージ脳。

「クラスター・カウンシル」とは、ロバート・モンローの仮説の一つ。私という存在は私一人だけではない。たくさんの私が集まって「総体としての私=トータルセルフ」を形成する。それをモンローは「I/There(アイ・ゼア)=向こうの自分」と呼んだ。さらにたくさんのI/Thereが集まってI/Thereクラスターを形成する。これらの集合はさらに集まり、最終的には大いなるずべて(All That Is)に集約されていく。クラスター・カウンシルは、I/Thereクラスターを代表する知的存在の名称。

もう一度、ECフォーカス42へシフト。海底の神殿に着く。
神殿の中を探索していると、ガラスでできたドーム状の小さな部屋を発見。展望台のよう。神殿の外がよく見える。リラックス。心地よい。深海。静か。落ち着いている。休息。
イルカが近寄ってきた。ドームが開いた。外に出て泳ぐ。イルカの後を追う。イルカに抱きつく。背びれを掴んで一緒に泳ぎだす。次第に、イルカと一体化。イルカが自分、自分がイルカ。一体感。全ては、ひとつ。全ては、ひとつ、ひとつ・・・。

「暗号は言葉ではない」と感じる。「愛?」
言葉ではない。一体になった時に感じるもの。

帰還信号。目覚めた状態に戻る。

次のセッションまでの休憩時間は、約10分。
窓を開けて外を見る。深呼吸。緑の庭園の先に防風林。海鳴りが聴こえてくる・・・。
緑、鳥、空、海・・・。すべてが新鮮。すべてが愛おしい。嗚呼。愛おしい。

セッションが終わったあと、この時の私は、まさに “プリ悟り“ の状態にありました。
「今・ここ」にしか意識はありません。
何ものにも囚われず、すべてを新鮮な目で見ていました。
一瞬たりともボーッとはしていません。すべてを意識しています。
これが、「目覚め」た状態 ──。
目覚めると、自然に「愛」が湧き上がってきます。
「愛そう」と努力しなくても、勝手に「愛してしまう」。

ブッダの “目覚め”

3日目(5/29)の朝、2本目のセッション〈S/N 10〉
「フォーカス42、ポータルルーム」

このセッションでは、フォーカス27からフォーカス34/35を経由してフォーカス42の「ポータルルーム」に行く。
フォーカス27には、「スペシャルプレイス」という個人用のメンタルツールがある。スペシャルプレイスは、フォーカス27の活動拠点。自分で自由に想像し、創造することができる。ガイドに会ったり、自分を癒したり、具現化を実践したり・・・。私のスペシャルプレイスは、自然と一体化したような芝生の屋根を持つ2階建ての家。庭があり、花壇がある。フォーカス27を通過するときには、必ずスペシャルプレイスに立ち寄る。

フォーカス42には、メンタルツールである宇宙ステーション、アルファ・スクウェアド(α2)の中に、「ポータルルーム」という施設(機能)がある。ポータルルームにはリラックスできる椅子があり、目の前には映画館のようなスクリーンがある。スクリーンには、さまざまな場面を写すことができる。過去や未来、他の星、他の世界など、自由自在。場面は自ら選ぶ場合と、勝手に見せられる場合がある。
席には特殊なボタンがあり、「シフト・ナウ」という音声ガイダンスに合わせてボタンを押すと、目の前のスクリーンの中に飛び込んで、その時代のその場所を実体験できる。SF映画「アバター」のような感じ。

フォーカス27のスペシャルプレイス着くと、なぜか庭に、結跏趺坐した白い「ブッダ像」が現れていた。大きい。座っていても2mはある。
なぜ現れたのか?
しばらく前に、ベトナム人の禅僧ティク・ナット・ハンの小説『ブッダ』を読んだ影響かもしれない。
その時、ふと「ブッダの時代に行ってみたい!」と思った。
「フォーカス42のポータルルームを使っていってみよう!」

ブッダとは、仏教の開祖「ゴータマ・シッダッタ」のこと。
ブッダは「目覚めた人」という意味。悟りを開いたシッダッタの尊称。

フォーカス42のポータルルームにやって来た。
「いつでもいいから、ブッダの生きていた時代に行きたい!」
「ブッダに会いたい!」と強く願う。アファメーション。

すると、スクリーンに、宮殿の広場のようなものが見えて来た。
夜のようだが、月光で明るく見える。
塀に囲まれた城の中。草のない土の広場。
そこには、白いに乗って宮殿を出ようとしている、ブッダの姿があった!
今まさに、妻子を捨てて出家しようとしている、あの場面 ──。
馬が駆け出した。従者が後を追って行く。その先には城の門がある。

その時、<シフト・ナウ>。

ふと気づくと、私は馬の中にいた。四つ足。私は馬になった。駆けている。
なんじゃ、こりゃー。
背中にはブッダが乗っている。駆ける。駆ける。城門に向かって駆ける。
門は閉まっている。ぶつかる!と思ったその瞬間 ── そのまま壁を通り抜けた。

門の外は ── 宇宙空間。暗い。私は漂っている。静寂。

突然、泊まっているホテルの上空から下を見ている。景色が見える。緑の先に海岸。空。白い雲。鳥の鳴き声。休憩時間に窓を開けて外を見ていたからか?

宇宙空間に戻る。漂う。自然に言葉が浮かんできた。

「それはそれ、私は私」
「それは私、私はそれ」

何かの存在が、私の周りにくっついていることに気づく。
何かはわからない。一緒に宇宙を飛んでいる。

言葉はいらない。
「一緒」の感覚、「一体」の感覚。
それがあれば、自ずと「愛」になる。
「愛」と言わなくても「愛」になる。

フォーカス27のスペシャルプレイスに戻って来た。
庭先に現れていた白いブッダ像を見上げる。
すると、ブッダ像が、白色から薄いピンク色に変わり始める。
しばらくすると、全身がロータスピンクのブッダ像に変わった。
ブッダ像の胸のあたりから、小さなミニチュアのブッダ像が2つ現れた。
私の手の中に落ちてくる。

ありゃ。どうしよう。
ありがたく、いただこう。

1つはスペシャルプレイスの中に飾る。もう1つは、私の胸の中にしまう。ありがとう。

すると、ブッダは白色に戻り始めた。
その様子を見ながら、私の口から自然に言葉が出てきた。
「スヴァーハー」
帰還信号があるまで、私は繰り返し唱え続けた。
「スヴァーハー」
「スヴァーハー」

スヴァーハーとは、もともとはバラモン教の儀式における供物のことを指していたらしい。供物を祭火に投じる時の掛け声として唱えられた。その後「スヴァーハー」は、願いが神々に届くことを祈る聖句とされた。密教では真言の末尾に多く使われる言葉。一般には漢訳の「薩婆訶(ソワカ)」として知られる。
しばらく前に、ヨガの祭火「ハバン・クンド」に参加し、アグニ・マントラの後にスヴァーハーを唱えていたので、とっさにこの言葉が出てきたと思われる。

このセッションで、宇宙空間を漂っているとき、私は一体感の中にあった。
そして、あの言葉「それはそれ、私は私」「それは私、私はそれ」。
前者は「分離」を、後者は「合一」を表しているように思う。
「分離を経験しなければ、真の合一には至れない」ということか。
トランスパーソナル心理学でも同様のことを言っている。
プレパーソナル(前個・依存)⇒パーソナル(個・自立)⇒トランスパーソナル(超個・相互依存)
あるいは、前者は「知恵」を、後者は「慈悲」を表しているのかもしれない。
・・・などなど、結論は出さず、先に進もう。

シリウスにて

3日目(5/29)の朝、3本目のセッション〈S/N 11〉
「銀河系内のフリーフロー」

「フリーフロー」とは、自由な流れという意味だが、モンロー研では「自由行動」「自由探索」の意味で使っている。音声ガイダンスによる誘導や指示は少なく、自分で自由に行動し探索する。
このセッションでは、フォーカス27からフォーカス34/35を経由してフォーカス42に行き、あとは期間信号が出るまで自由行動。

フォーカス27のスペシャルプレイスで、ブッダ像に向かってスヴァーハーをしていると、どこからともなく「そうではない」という言葉が聞こえてきた。
「ブッダの横に並んで、一緒にスヴァーハーするんだ」と。
言われた通り、横に並んで座り、しばらく一緒にスヴァーハーをやる。

確か、テーラワーダ仏教(上座部仏教)では、ブッダ像に対して向かい合って座らない。横に並んで座る。ブッダは最も古い先達として列の一番端っこに座っているらしい。

フォーカス42の「アルファ・スクウェアド(α2)」に着く。
ここからフリーフロー。自由行動。何をしようか?

そうだ!
約束を思い出した。
金星で降ろした女性 “クリスタル” を迎えに行くことにする。

自分のPod(赤い宇宙バイク)に乗って一路太陽系の金星へ。
バイクには「宇宙ナビ」がついている。これは便利。
金星上空に来ると、彼女が乗ってきた。ピックアップ完了。
「どこに行きますか?」
なんとなく「オリオンですか?」と聞くと、
「シリウスです」と即答。
「シリウス?」。どこじゃろか。
「近くまで行ってくれれば案内します」
わかりました。
言われるままに、シ・リ・ウ・スと、宇宙ナビにインプットする。
便利。出発。

白い海岸に着く。
(映画『コンタクト』に出て来る場面のよう)
2人はバイクから降りる。

すると、彼女の姿が変わり始めた。身長3mほどに巨大化したあと、今度は小さくなり始め、1mほどの小さな動物に変わる。緑色。小さな恐竜?のように見える。
小さな恐竜は、トコトコトコと歩いて森の中に消えていった。

すると、今度は、ザワザワザワと、たくさんの小さな恐竜が出てきた。海岸を埋め尽くす。
彼らは、バラバラに動くのではなく、常に一斉行動するようだ。一人が右を見れば全員が右を見る。魚や鳥の群れのよう。
彼らは集合意識。
私がスヴァーハーと言うと、彼らは全員がスヴァーハーと返す。大迫力。

「いつもでOKだから、これからもコンタクトしましょう」と言われる。
「近いうちに、また来てください」

帰還信号。目覚めた状態に戻る。

まだ謎は解けない。
彼らは何者なのか、なぜ地球にいたのか、なぜ金星に寄ってシリウスに戻ったのか・・・。
「ブッダ」と「小さな恐竜」── この2つは何の象徴なのか・・・。

ETコンタクト

このプログラムの主なテーマは、「ETコンタクトの直接体験」。
夜に、ホテルの屋上や九十九里の海岸に出て、コンタクトを試みます。

しかし、海岸にUFOが降りてきて、
「ワレワレハ、ウチュウジンダ」・・・なんてことは、ありません。

ですが、星や飛行機とは明らかに異なる光の動きを見たり、写真やビデオに撮ったり、存在を感じたいり、なんらかのメッセージを受け取ったり、といったことは起こります。
私も偶然、スマホのビデオで不思議が動きをする光を撮影できました。
ETコンタクトのワークに何度も出ているベテラン(?)の参加者に確認すると、「おお、これは明らかにUFOです。これであなたもコンタクター」とお墨付き?(笑)

今回、ETコンタクトについて、重要なことがわかりました。
それは、こちらの準備が整ったらコンタクトできる、ということです。
準備とは何か。それは、私たちの意識が平和で平穏になっていること。
そのためには、恐れを手放せていること。

夜のコンタクト・ワークの2日目。
私は、見たい!会いたい!見たい!会いたい!と強く願っていました。
しかし、途中から、なんか変だ、と思い始めました。
そして、コンタクトなんか、どうでもいいじゃねえか、という気持ちになってきました。
そして、夜空を仰ぎました。満天の星空。綺麗でした。
ETに会えなくても、この綺麗な星空があるだけで、十分じゃないか。いいなあ・・・。
平和でした。静かでした。
これでいい。これでいい。

このとき、夜空の雲が大きな「V」の字になっていました。
夜空全体を覆い尽くすような「V」。
後日談ですが、なんと、同時に何人もの人が、「V」に気づいていました。
「あれは、きっと、サインだったね」と確認し合いました。

メッセージを受け取る

体験記の続きです。
私には珍しく、言葉によるメッセージが続きました。

「それは、そこにある」

4日目(5/30)の朝、2本目のセッション〈S/N 15〉
「フォーカス49、銀河系コア、クラスター・カウンシル再び」

このセッションでは、フォーカス49で銀河系コアの周辺にあるスターゲイトを探索したあと、メモリールームに戻り、再びクラスター・カウンシルと会い、関係を深める。

二羽の黒いカラスが、私の両肩を掴んで、宇宙空間を飛んでいる。
妙な光景だが、そのようにイメージされる。
銀河系コアに近づいていく。
白い雲のようなものに覆われている。しばらく行くと、次第に雲が晴れてくる。
巨大な渦。中にどんどん吸い込まれて行く。吸引力を感じる。
もし、このままカラスに手放されたら、渦の中に落下して行くだろう。
お腹のあたりが、すーっと寒くなる。

宇宙ステーションのメモリールームに戻る。
しばくすると、何かの存在を感じるようになった。何か、大きな存在。
次第に形がわかるようになってきた。
形といってもはっきりしたものではなく、エネルギー的。
大きな球のような存在。どっしりと。存在感がある。

何を話すでもなく、ただ、対峙していた。
存在の前で、沈黙。落ち着いていられる。
ふと、声が聞こえたような気がした。

「それは、そこにある」
「どこ、ではなく、そこにある」

ん? なるほど。そうなんだ。と、妙に納得。
会話は、それだけだった。

フォーカス27のスペシャルプレイスに戻る。
庭の白いブッダ像。スヴァーハー。

そうだ。私の胸の中には、小さなブッダ像がある。
私が胸に手を当てると ── それは光り始めた。
光は、上下に長く、棒のように延び始める。
白いクリスタル。
長く、長く。どんどん、どんどん。どこまでも。

「ずーっと、ぜーんぶ、つながっている」 そんな言葉が湧き上がってきた。

つながっている。つながっている。
どこと?
ずっと上まで。
さっき出会った、クラスター・カウンシルにも。
さらにそれを通り越して、もっと先まで。ずーっと。

ずっと下までつながっている。
地球のコアにも。
横にもずっとつながっている。
全ての生き物、全ての存在、宇宙ぜんぶ。

つながっている。
一つ。

帰還信号。目覚めた状態に戻る。

「それは、そこにある」の「それ」とは、「仏性」のことではないか。
仏性とは、すべての生命が生まれながらに持っている、仏となることのできる性質。仏心。覚性。「一切衆生悉有仏性(一切の衆生がことごとく仏性を有している)」
仏というのは仏教用語なので、「神様」に置き換えてもいいし、「真我」とか「トゥルー・セルフ」とかでもいい。

「それは、そこにある」の「そこ」とは、自分のこと。私。
つまり、仏性は、そこ ── 私にある。
「どこ、ではなく、そこにある」

この体験を通して、それを確認、確信しました。

「目覚めることなく力を持つと、迷う」

4日目(5/30)の朝、3本目のセッション〈S/N 16〉
「スターゲイトを超えて」

このセッションでは、フォーカス49でスターゲイトを超え、その先にある世界を探索する。このセッションは過去に何度か体験している。

先ほどのセッションと同じく、黒いカラスに連れられて、スターゲイトにやってきた。
渦の上。吸い込まれそうになる。
カラスは、私の肩を掴んでいた足をパッと開いて、飛び去って行った。
私は宙に浮く。
仰向けで、大の字になる。
ゆっくりと回転し始める。
回転しながら、どんどん下に降りて行く。渦の中に吸い込まれていく。

入った?
吸い込まれた感覚はない。
でも、スターゲイトを超えた。

真っ暗な宇宙空間。
静寂。無音。
漂っている。
ただ、漂っている。
平和。

スターゲイトを超えたのは、今回で何度目か。
入り方は違っても、行き着く先はいつも同じ。
静寂と平和。

胸の中の小さなブッダ像から、体の中心線を、白いクリスタルの光が貫いているのがわかる。

戻るように、との音声ガイダンス。
フォーカス49から42、34/35、そしてフォーカス27のスペシャルプレイスに。
ブッダ像。スヴァーハー。

突然 ──、「目覚めることなく力を持つと、迷う」
という言葉が聞こえてきた。

ん? そりゃそうだ。なかなか良いことを言う。

帰還信号。目覚めた状態に戻る。

「目覚め」とは何か。
眠っているのではなく、目覚めている。
眠ていると自意識はない。夢の世界に取り込まれている。寝ているという自覚もない。
目覚めていると、起きているという自覚がある。先ほどまで寝ていたという自覚もある。
しかし、起きていても寝ている時と同じような状態になることがある。
考えことをしていて、しばらくの間ボーッとしていて、「あれ? さっきまで、何をやっていたんだろう」。その間、自分を自覚できていない、目覚めていなかった。
「無意識の行動」と「意識的な行動」── 後者が目覚めている状態。

過去のことを悔やむ、未来のことを心配する。
腹が立って我慢でいない、喜びすぎてポカをやらかす、悲しみに打ちひしがれる・・。
思考や感情のループにはまり込んで抜け出せない。
これらは全て「我を忘れている」状態。無自覚の状態。無意識の状態。
そこから抜け出す。
「はっ! 私は何をやっていたんだろう・・」
それが、目覚め。

「目覚め」は、トランス状態や脱魂状態、恍惚状態のような、自覚を失った意識の先にあるのではない。(私も長い間誤解していた)
それは、完全にクリアな状態。全てを自覚している状態。自分を見失っていない状態。
それが、目覚めた状態。

その時、自ずから「力」が発揮される。自然に、当然のように。当たり前に。
直感力が働き、創造性が高まり、知恵が湧き、“神” の声が聞こえる。

しかし、目覚めないで「力」だけを追い求めると、「迷う」という。
道を誤る。

「見えたから、信じる」

4日目(5/30)の午後、2本目のセッション〈S/N 18〉
「地球コア(EC)のフリーフロー」

モンロー研究所のプログラムでは、「宇宙意識とつながるためには、地球コアとしっかりつながっておく必要がある」と仮定している。
このセッションは、地球コア(EC)のフォーカス27、34/35、42のフリーフロー。
今回も、珍しく言葉によるメッセージ。

エクササイズの途中で、ふと次の言葉が浮かんできた。

「信じれば、見える(わかる)」のではない。
「見える(わかる)から、信じる」。

この言葉は、何度か聞いたことがある。
直接体験の重要性。
ロバート・モンローも同じ意味のことを言っている。
以下は、自問自答

「信じなければ、見えない(わからない)」のではない。
「見えた(わかった)から、信じられる」のだ。

「信じなさい」と言われても、信じられません。
「信じています」と言っても、本当にそうかな?と疑ってしまう。
しかし、
見えて(わかって)しまえば、信じられる。
いや、
信じるとか信じないとかの話ではない。
それが「事実」になる。

「見える(わかる)」ためには、
「見たい(わかりたい)」と願うだけではダメ。
「見る(わかる)」ためのトレーニングが必要。
黙々と。練習する。努力する。
すると、ある日、ご褒美のように「見える(わかる)」ときが来る。
必ず来る。
やり方さえ間違っていなければ。

間違っていないやり方とは?
「目覚め」を目指していること。
意識的、自覚的な方向。それと、自由。
依存ではなく、自立。

帰還信号。ECフォーカス42から、目覚めた状態に戻る。

自問自答は、自分で勝手に作り上げているようにみえるが、そうではない。
ヘミシンクのエクササイズをやっている時のような意識状態では、実は直感力が高まっているので、とても自分では思いつかないような会話が続くことが多い。
自問自答は、とても重要なテクニックの一つ。

2つのテーマの統合

いよいよ最後。今回でスターラインズ・リユニオンの体験記は終わります。
5泊6日のプログラム。5日目。
すべての体験が統合され、一つの絵が完成しました。

冒頭に述べた、2つのテーマ。

1)悟り、目覚めへの道
2)癒しと浄化の道

2つをそれぞれ発展させながら、統合させていくこと。
結局そのことが、宇宙時代を迎える人類にとって必要な、成長の道なのではないか ── と、思います。

大切なのは、プログラムが終わった後です。
「ああ、いい経験になりました」で終わらせないように、どうするか!
日々の取り組み。一瞬一瞬の自覚。行動。

「オープン・システム」へ

5日目(5/31)の朝、2本目のセッション〈S/N 20〉
「 “銀河調整委員会” 」

スターゲイトだの、銀河連合だの、銀河調整委員会だの・・・スターウォーズ並みのスペースオペラ的サイエンスフィクション(SF)のような設定です。
面白い!と思って、おつきあいください。そういうワークなのです。
このセッションでは、フォーカス49の宇宙ステーションで開催されている “銀河調整員会” に出席し、質疑応答するというストーリー。

フォーカス34/35の宇宙船ヴォイジャー8(V8)に着くと、小さな光の存在たちが迎えに来ていた。彼らに付き添われながら、流れに任せて、フォーカス42を経て49に向かう。

会議場らしきところに着く。ピンクのような光で埋めつくされている。
天井はガラス製のドーム。
外は真っ黒な宇宙。星が見える。まるでプラネタリウムのよう。
宇宙の展望台。

ゆったりとしたソファが、円形に並べられている。
すでにたくさんの存在たちが座っている。
スターウォーズに出てくる、ジェダイマスター達のよう。
私は入り口になったまま。尻込みしている。
なんだか、気後れしてしまう。席に着くのが躊躇われる。
このまま帰りたくなってきた。

司会者らしき存在が声をかけてきた。
げげっ。
「地球の代表者ですね。お座りください」
皆が一斉に私の方を振り返る。
げげっ。
「いえ。違います。とんでもないです。私は代表者なんてものではありません。たまたまここにきただけです。スターラインズ・リユニオンというモンロー研プログラムを受けていたら、この会議に出席するという設定だったので、たまたま偶然きてしまっただけです・・・」
我ながら、恥ずかしい。言い訳している。
でも、実際、何を話していいのかわからないし。
「さっさと出て行け!」って叱られるかも、と内心ビクビク。

すると、司会者は、
「ここにいる皆さん、似たようなものですね」と。
え? そんなバカな・・・。
代表というよりも、たまたまそういう役割だったというだけです」
「こう言ってしまえば元も子もありませんが、私たちは宇宙意識でつながっていますから、誰が代表でも同じことなんです」
あ、なるほど。そういうことか。

安心して、私は席に着いた。
すぐに会議が始まった。

議題は10個以上ありました。
一つ印象に残っているメッセージを挙げると、

「閉鎖系」から「開放系」へのシフト、という言葉。
「クローズド・システム」から「オープン・システム」へ。
「オープンになれば一つになる」

やりとりした情報はこれだけでした。以下は私の自問自答と連想。

今までは、人間一人一人、組織一つ一つ、社会一つ一つ、国家一つ一つ・・・それぞれバラバラで閉ざされていた。
しかし、時代は今、オープン、開放系になりつつある。
オープンになると、嘘が通じなくなる。隠せない。全部表沙汰になる。
困る人たちがいる。困る組織、困る国家が出てくる。淘汰の時代。
オープン化の流れに乗っていれば、何も困らない。
オープン化の先は、「全ては一つ」であるという理解に至る。

一つであることが自明になれば、人も組織も社会も国家も ── 平和になる。
愛という言葉もいらない。なぜなら、それが当たり前だから。
羨むことも焦ることも、いらいらすることもない。なぜなら、みんな一緒だから。

一つであるということは、没個性ということではない。
むしろその逆で、個性的になる。
なぜなら、他者を尊重するから。自分を信頼するから。

このテーマは、個人的にはとても納得のいくものでした。
もっと言葉を補わないと、一般には分かりにくいです。
また折を見て、解凍し、説明できれば、と思っています。

このテーマは、ここで終わりかなと思っていたのですが、まだ続きがありました。

「微笑み」がオープンへの第一歩

5日目(5/31)の朝、3本目のセッション〈S/N 21〉
「スターゲイトを超えて(再び)」

このセッションは、スターゲイトを超えた世界の探索。2回目。でも、私はクラスター・カウンシルとの会話を楽しみにしていました。
「クラスター・カウンシルは、個人の成長をガイドしてくれる」とのこと。

フォーカス49、宇宙ステーション内のメモリールーム。クラスター・カウンシル。

「眉間のシワを緩めて」
え?
突然言われて、戸惑う。

「オープン化の流れに乗るには、眉間のシワを緩めて、笑うこと」
「大笑いでなくていい。微笑み。いつも微笑みを絶やさないように」
はい。分かりました。

「歯を食いしばらないで。顎を緩めて。口元に微笑みを」
了解しました。

私のアンバランス。
ストイックな、修行の道に憧れる。
その一方で、好奇心、遊び、大笑い、が大好き。
アンバランス。
二つを調整する方法が、「微笑み」── そう思いました。
いつも自然な微笑みに包まれている ── そうなろうと思いました。

「覚悟はあるのか! 喝っ!」

5日目(5/31)の午後、2本目のセッション〈S/N 23〉
「Transdimensional Link-up(次元を超えた接続)」

モンロー研プログラムでは、最終日の夕方に、プログラムの総まとめとなる長丁場のセッションを行います。
このセッションは、フォーカス27から34/35、49とシフトし、スターゲイトを超えた後、同じ道を戻って、フォーカス27に「お土産」を置き、次に地球コアに入っていく。地球コア(EC)でフォーカス27、34/35、49とシフトし目覚めた状態に戻る。
60分を超えるエクササイズです。

フォーカス27でスペシャルプレイスにいく。ブッダ像。
これから長い旅に行ってきます。スヴァーハー。

フォーカス49、宇宙ステーションのメモリールームに行く。
クラスター・カウンシルに、私は訴えた。
「24時間365日、“今・ここ” に生きたい!」
「24時間365日、目覚めていたい! 悟っていたい!」

理屈ではなく、直接体験として。

すると、なぜか視界が緑色に変わってきた。
目は閉じていました。
変だな、と思って薄眼を開けてみると ── ゲゲッ。思わず目を閉じてしまいました。
目を開けても緑色でした。暗視ゴーグルで見ているような感じ。

「覚悟はあるのか!」
大声です。
「本気なのか!」
もう一度、大声が。

クラスター・カウンシルに問い詰められました。
「24時間365日・・・」と私が宣言したことに対する答え。叱責。

「覚悟はあるのか!」
「本気なのか!」

精進します。
迷わず、精進します。

スターゲイトを超えて、次に他の銀河団を訪問し、銀河系に戻る。

そうだ! シリウス!
彼女、“クリスタル”、あの小さな恐竜たちのいる星に、もう一度行ってみよう!
赤いバイクに乗って行く。
白い海岸に着く。
“クリスタル” が現れる。ぞろぞろと、他の仲間も揃って出てくる。

前から疑問に思ってきたことを聞いてみる。
「なぜここに帰ってくる前に、金星に寄ったの?」 すると彼女は、
「金星で休暇を過ごしていました」
という。
「私たちは、いろんな星に派遣されて、その星を癒しているんです」
「私は地球に派遣されて、任務が終わって帰る途中、休暇をもらって金星で休んでいたの。送ってくれてありがとう」
「私の代わりはすでに地球に行っています」

なんと!
癒し!
どうやって?

癒しと浄化。
喜びと笑い。

「あなたに、お土産を差し上げます」
小さな恐竜のフィギア。親指大くらいの小さな恐竜。
あ、ありがとう。

宇宙ステーションに戻る。太陽系へ、そして地球へ。
フォーカス34/35を経由してフォーカス27へ。
長い旅の半分が終わる。

スペシャルプレイスに戻る。
ブッダ像。スヴァーハー。
「フォーカス27にお土産を置きましょう」とのガイダンス。
お、そうだ。
シリウスでもらった、小さな恐竜のフィギア。
これを置いていこう。
ブッダ像のそばに置くと、親指大だったフィギアはむくむくと、身長1mくらいの大きさに。

結跏趺坐した白いブッダ像と、緑色の愛らしい恐竜。
妙な取り合わせ。

あ!

そのとき、気づきました。

「目覚め」のためのストイックなトレーニングと、
「癒しと浄化」の二つが必要。

目覚めの象徴が「ブッダ像」
癒しと浄化の象徴が「小さな恐竜」

そういうことか!
これからの私に必要なこと!

地球コアに向かう。

地球コア、フォーカス27。
「やれ!」と、叱咤激励。
癒し、浄化。
目覚め、自覚、今ここに。

地球コア、フォーカス34/35。
地球からのメッセージ。
「地球は今、宇宙からサポートされている」
「目覚め、成長し、これからはサポートする存在になりたい」
「一人一人の目覚め。人類の目覚め。それがなければ地球の目覚めは訪れない」
「一人一人の目覚め」

地球コア、フォーカス49。
同じメッセージがリフレイン。繰り返される。

帰還信号。目覚めた状態に戻る。

1)悟り、目覚めへの道
2)癒しと浄化の道

2つをそれぞれ発展させながら、統合させていくこと。
めちゃくちゃよくわかりました。
腹の底から納得。

よかった、よかった。
いい体験をさせてもらいました。
いい思い出になりました。
一生の宝です。

なんてことを言っていると ──
「覚悟はあるのか!」
「本気か!」
「やれ!」

この体験を日常的なものにしていくために。
楽しみながら、精進します。
平和に。微笑みを絶やさず。

===== 終わり =====

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