ヘミシンクは補助輪

投稿日:2006年10月10日 | 最終更新日: 2020年10月20日

モンロー研究所では、ヘミシンクを自転車の「補助輪」に喩えて説明されることがあります。

「ヘミシンクが連れて行ってくれるのではありません。行くのは自分です」
「マジックはヘミシンクにあるのではありません。自分自身にあるのです」

ヘミシンクのCDをボーッとしてただ聴いているだけでは、ほとんど何も起こりません。
気持ちよくなって、眠ってしまうだけです。

最初は私も誤解していました。
どうしていいのかわからず、ボーッとして考えごとに囚われて、知らないうちに寝入りこんでばかりでした。

補助輪にエンジンはついていません。
漕ぐのは自分です。

最終的には、補助輪なしで、自力で自転車に乗れるようになることが目標です。
ヘミシンクのエクササイズも、最終的には、ヘミシンクを使わなくてもいいようになることが目標です。

ロバート・モンロー自身も、次のように話していたそうです。

「ヘミシンクのテープやCD は、必要が無くなれば破棄すべき補助輪に過ぎない」

自転車の場合も、どうやったらうまくバランスが取れるのか、うまく乗りこなせるのか--コツをつかむまで練習しなければなりません。
自分なりの試行錯誤や工夫も必要です。

ヘミシンクも同じです。

創意工夫--自分で工夫するしかありません。
コツは自分でつかむ以外、方法はありません。

自転車練習の準備運動として、足腰を鍛えたり、片足立ち(バランス感覚)などをやっておくと、飲み込みが早くなると言われています。

ヘミシンクのエクササイズでも、必須ではありませんが、瞑想や気功やヨーガ、イメージ強化法などを併用すると有効だと言われています。

自転車に乗れるようになると、今までよりも、ずっと遠くに出かけることができるようになります。
世界が広がります。

ヘミシンクも同じです。あちら側に広がる、無限の世界を体験することができます。

重要なことは、自転車に乗れるようになること “だけ” ではありません。
それは基本です。スタートに過ぎません。

自転車に乗って、どこに行って、何をするのか。
自転車を、日々の生活にどのように生かすのか?が重要です。

「ヘミシンクは道具です。どのように使うか、どのように使いこなすかは、自分次第です」

道具を使っての何をするかは自由です。
重要なことは、道具の使い方を覚えた後、それをどのように使うか、ということです。

探索し探検し、旅を続ける。
交信し訪問し、出会いがあり体験があり、気づきや学びがある・・・。

あちら側(There)で体験したり気づいたりしたものを、こちら側(Here)の世界でどのように生かしていくのか。
こちら側にいながら、あちら側とどのように繋がり、その状態を維持しながら、こちら側でどのように生きていくのか・・・。

すべて、自分次第です。

“Don’t believe what I said. Find it for yourself.”
「私の言うことを信じないで、自分で調べなさい」

“Only you can change you”.
「自分を変えられるのは自分だけです」

“Now that you have the tools, find out for yourself”.
「あなたはツールを手に入れました。自分で発見してください」

Robert A. Monroe
ロバート・A・モンロー

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