エドガー・ケイシーのバースヴィジョン

投稿日:2017年11月19日 | 最終更新日: 2020年10月16日

映画監督の「白鳥 哲」さんと、日本エドガー・ケイシーセンター会長の「光田 秀」さんの対談本、「すべてはここに始まりここに帰る エドガー・ケイシーの超リーディング」(ヒカルランド)を読みました。

白鳥監督は、エドガー・ケイシーをテーマにした映画「リーディング」を完成したばかり。

いい本でした。一気に読みました。
付箋だらけになってしまいました。

エドガー・ケイシーの「バースヴィジョン」について語られている箇所がありました。

「ケイシーが夢で知らされた地上の使命」(pp.43 – 46)。

夢の中でケイシーは、何千人というたくさんの伝道師が集まっている「テント(幕屋)」に連れて行かれ、そこで神様や主イエスなどとのやりとりを通して自分の使命を知るのです。
ロバート・モンローのモデルで言うならば ──「テント」は「トータルセルフ」を象徴しているのではないかと思います。おそらくI/Thereクラスター。
神様の声は「クラスター・カウンシル」を象徴しているのではないか、と思いました。

それはそれとして、この夢を通してケイシーが自分の使命を自覚したのは、晩年になってからです。
あれだけのリーディングをしながら・・・晩年になってから・・・。
なんとなく、若いころから自覚していたのではないかと思っていたので、意外な感じがしました。
でも、そういうものなのかもしれない、と思うようになりました。それでいいんだ!と。
使命を自覚して生きて行かなくても、結果として使命を実現していればいいのではないかと。

以下に引用します。

 エドガー・ケイシーの晩年の夢をご存知ですか。かなり晩年に幾つも連続で夢を見るんです。不定期なんですが、ポツンポツンと見る。一番最初に見たときの夢は、エドガー・ケイシーが家にいる。玄関をノックする人がいるので、出てみると、そこに1人の男性が立っている。その人が、「今から集会に行くから一緒に行こう」と言う。エドガー・ケイシーは「じゃ、ちょっとうちの奥さんに、今から出かけますと言ってきたい」と言うんですけれども、その人が「そんな時間はありません。すぐ行きましょう」と言って、そのまま連れて行くのです。途中でもう1人の人と合流して、さらに歩いて行く。

 行った先は海岸です。この先、もう道がないと思っていると、この2人の人が自分を両脇から抱える。よく見ると、2人とも有名な福音伝道師だった。1人はケイシーがとても敬愛していたムーディー牧師で、もう1人はサム・ジョーンズという、これまた有名な福音伝道師です。そのお2人がエドガー・ケイシーを両脇から抱えて、そのまま海の上を歩いて行くのです。透明な階段でもあるかのようにずっとあがっていく。雲の中を通り過ぎて、ふっと出ると、そこに大きなテント(幕屋)があって、数千人の人たちが集まっている。よく見ると、有名な牧師さんといった方々です。

 そのテントに入ってみると、最初はガヤガヤしていたらしいですけれども、館内放送が聞こえます。神様の声で「この中で誰か地上におりて警告を垂れる者はおらぬか」と聞くのです。誰も返事をしない。また神様が「誰か地上におりて警告を垂れる者はおらぬか」と聞く。そうすると、向こうの方で男性が1人、「では私が参ります」と手を挙げたんだそうです。エドガー・ケイシーが誰だ等と思って見ると、それは主イエスだった。神様は「あなたが行くにはまだ早い。ほかに誰かおらぬか」と言うと、横にいたムーディー牧師が「ここにケイシーがいます。彼を送りましょう」と言うのです。主イエスも振り向いて、「彼を送りましょう」と言う。エドガー・ケイシーの最初の夢は、「私はとても行けません」と言って目が覚めます。

 ところが、同じ夢を何度も見るんですけれども、最後の場面がだんだん変わっていく。前半は同じですけれども、最後の場面でムーディー牧師が「ここにケイシーがおります。彼を送りましょう」と言ったときに、エドガー・ケイシーは「はい、わかりました。私が行きます」と答えるのです。そうすると、主イエスが来られて、「案ずるな。我々があなたをサポートするから、安心して行ってくれ」と言われる。エドガー・ケイシーはそこで目が覚める。

 そのとき初めてエドガー・ケイシーは、自分が生まれる前に持たされていた使命を自覚するのです。自分は無目的に生まれたのではなくて、言ってみれば宇宙の計らいによって地上におりてきて、ある意味で、人々に警告をもたらす。人々は心が唯物的に走り過ぎている。そうではなくて、人間の本性は永遠不滅の高貴な魂であると言うことを、人々に目覚めさせるきっかけを与えるために地上におりてきた。そのことに気がつくのです。そのことを最晩年に知らされて、自覚した。そういった意味で言うと、非常に驚くべき計画のもとにおりてきた。

 エドガー・ケイシーは小さいころ、精霊とか霊をたくさん見ましたけれども、エドガー・ケイシーの周りになぜそういう霊が集まってきたのかというと、彼を小さいころからサポートするために集まったのです。小さいころに出会っていた霊たちは、のちに実際に生まれ変わってきて、今度はエドガー・ケイシーを支援する人々として地上に出るのです。そういった意味では、遠大な計画です。ものすごく準備されて、そういうものがあった。

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